のちのよるねこ

草燃えるののちのよるねこのレビュー・感想・評価

草燃える(1979年製作のドラマ)
4.0
総集編(計5回)を視聴。
面白かった。よく出来てる。ただ昔の人は覚えられないのが残念。あと大勢が出てくるので総集編だと一人ひとりを深堀りする暇がないのでどこまでこのドラマの魅力を読み取れたかは分からない。

石坂浩二の源頼朝、郷ひろみの源頼家ははまり役だった。また後鳥羽上皇サイドの公家の役者もいい味が出ている。あと北条時政の厳しくデフォルメしやすそうな太っちょヒゲなキャラもいいね。

オリジナルキャラは少し余計でそのシーンがダレてしまった。それよりかは歴史の事件を見たい。
ただ意図は分かる。北条政子に昔プロポーズした人が貧民に落ち最後は琵琶法師として登場するのは美しい流れだと思う。歴史のifに思いを馳せさせるいいオリキャラの使い方だった。
最終話の平家物語を弾いて歌うのは良い締めでもあった。

実は視聴は二回目。
大河ドラマの鎌倉殿の13人を見る前に一度見たが、そのときは話に入り込めなかった。
今知識がついた後に見ると普通に面白かった。
できれば駆け足の総集編ではなく全話みたいのでNHKオンデマンドはお願いします。

2024-04-08 NHKオンデマンド