daruma

すべて忘れてしまうからのdarumaのレビュー・感想・評価

すべて忘れてしまうから(2022年製作のドラマ)
4.0
直近4話まで。ディズニープラスで配信始まった時から観たかったやつ、テレ東地上波に来たので歓喜!と思ったら製作がテレ東だったのか…!色々納得すぎる。

監督・脚本が岨手由貴子監督、沖田修一監督、「ドライブ・マイ・カー」の脚本担当である大江崇允監督というラインナップにまず惹かれたのと、青木柚くんが出るので観たいと思っていました。

毎回、エンディングに実際のアーティストがライブ演奏するのですが、それが皆、テレ東のドラマ関係の方のような…?2話の三浦透子ちゃんは「何かおかしい」、3話のヒグチアイさんは個人的に「雪女と蟹を食う」で好きになった方。1話のTENDREさん(劇伴もご担当)は個人的に馴染みがあるような気が…と思ったら、三浦透子ちゃんの曲を書いている方だった!

4話で怪談師が出てきて、以前同じドラマ25枠でやってた杉野遥亮くんの「東京怪奇酒」を観ていたので、めちゃめちゃ既視感が(笑)

あと、岨手由貴子監督回で主人公のMとトーク&サイン会を開く方が本物の菊池亜希子さん!(驚)
これは絶対、映画「グッド・ストライプス(岨手監督作品の主演)」から来てると思った。
ちなみにこちらもかなり良作なのでおすすめ。

青木柚くんは結構メインだった…!
いや、メインではないけど、想像以上に出番が多い。
そして昔の天音くんを観ているようだ…!!(役どころとか、演技の種類が。さすが同じ事務所)
彼はめちゃくちゃいい作品に出続けていると思うんですが(個人的に趣味が合う)、やっぱり映画「MINAMATA」に出てるのが大きいのかな?とは思う(ワールドワイド感)。あとは加藤拓也さんの「きれいのくに」。配信系では「モアザンワーズ」が人気あると思います(アマプラですが)。

ストーリーは、阿部寛さん演じる主人公Mの恋人(尾野真千子さん)が失踪したところから始まります。何故居なくなったのか…まだ、わかりそうで分からない感じ。今は大島優子ちゃんが出てきたところです。阿部さんのいかにもおじさん感、あと行きつけのバーがCharaさんがオーナーで、お客さんたちの会話が面白い。酒井美紀さんを久々に見ました。

原作は映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」の燃え殻さん。
なんかちょっとギャグ線だけどエモ系、本作は本筋にミステリーがある感じ。

制作がまさに「ドライブ・マイ・カー」の C&Iエンタテインメント。
テレ東のドラマが好きな方には刺さると思います。

(テレ東は昔から配信系と組んでるのが多いですよね…まだ全然配信が台頭していなかった頃、ネトフリと組んでいた枠が最高に好きです。100万円の女たち、スモーキング、恋のツキ。今は「君に届け」を放送しているので録画しています)

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完走。最後の最後で、なんとなくわかった…そういう事が言いたかったのか。めっちゃ好きな感じのドラマでした!これ確か沖田修一監督とか大江崇允監督とかだったと思いましたが、蓋を開けたら岨手由貴子監督がメインだった。札幌行きたかった~!(監督を招いてのイベントがあったんです)

最後のCharaさんの前にかかった曲がとても好き。あれはTENDREさんの劇伴なのかな…?(そうだった。調べた)
青木柚くんきっかけで観たのだけれど、柚くんの使い方もクドカンさんとの関係性も絶妙すぎて好きすぎた。
阿部寛さんは本当に背が高かった!(ドアくぐってた)
キャストもゲスト(歌も)もよかった。

「ドライブ・マイ・カー」のプロデューサーの山本晃久さんが携わられていて、この方は元々C&Iエンタテインメントにいらっしゃったんですが、今はディズニーに移籍?されています。個人的にこの方の関わった作品がかなり好きです。同じ燃え殻さん原作の「ボクたちはみんな大人になれなかった」(これはネトフリですが)や、NHKと共同の「拾われた男」など。「ガンニバル」「季節のない街」まだ観れていないので、いつかディズニープラスに入って観たいと思っています。
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