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ウェンズデー シーズン1のこぼちゃんのレビュー・感想・評価

ウェンズデー シーズン1(2022年製作のドラマ)
3.8
原作 チャールズ・アダムス、原案 アルフレッド・ガフ&マイルズ・ミラー、監督 ティム・バートンほか、アダムズ・ファミリーのスピンオフ、ウェンズデーを主人公にしたドラマ(全8話、50分)。

ウェンズデー(ジェナ・オルテガ)の両親であるゴメスとモーティシアがかつて通っていた「異常な才能を持つ子どもたち」を育成しているネヴァーモア・アカデミーに入学する。自分の超能力を充分にコントロールできず、同級生に溶け込めないウェンズデーは、謎のモンスターによる殺人事件を目撃し、調査することを決意する。

面白かったのは、牙(バンパイア族)、毛皮(人狼)、鱗(セイレーン)などのモンスター族がいること。プチ魔法を使える生徒や植物の授業など、プチ・ハリーポッターみたい。身長の高い女性校長の存在感(190m+ヒール)。黒ゴスの主人公に対照的な同室のカラフルな女人狼、主人公を取り巻く男性陣、誰が味方で、誰が敵か、分からない。

時々見える幻視やキーワードを読み解いて、殺人事件を追い始める。

1964年の実写TVドラマ、1991年からの映画2作だと、美男美女の熱々夫婦、鍋をかきまわす魔女のおばあちゃん、少しキモイフェスタ―おじさん、拷問ごっこの好きな不気味可愛い姉弟、子犬のようなハンド、プラスゲストなどで、"色々なキャラが出てきて調和"。

いきなり、パパが不細工、序盤ツンとした主人公が先行し過ぎて、感情移入できない。後半は、仲間やラブラインができるも主人公のキャラ維持のシナリオで絆や連帯感にかける。VFXの戦いは、良かったです。犯人が分からず、二転三転するのもいい。

オリジナルのTVドラマや映画を知らなかったら、対比しないから、もっと面白く感じたかも知れないですね。
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