Netflixの配信の韓国クライムサスペンス。
平凡な家族が一つの出来事をきっかけに、裏社会の抗争に巻き込まれていく。
韓国ノワール得意のバイオレンス描写は、迫力があるが、今ひとつ登場人物に感情移入出来なかった。
特に主人公が、ヤクザ組織の言いなりで、全く反撃に出るそぶりもなく見せ場もない。
大学講師という自分の知性を活かして、相手と渡り合うことを期待したのだが…
ヤクザ組織の内部抗争も、二転三転というより、いつまでもズルズルと続いている感じがした。
話の始まり方は良かったのだが、登場人物が増えてきた中盤から中弛みを感じた。
もう少し短くまとめた方が、緊張感を持続することができたと思う。
偶然の事故で、大金を手にした平凡な男が、組織に追われ家族まで巻き込んでいくというストーリーは、サム・ライミ監督の映画「シンプル・プラン」を思い起こさせるが、映画の方が何倍も出来が良かった。
PART 2も匂わせる終わり方だったが、次見るかは微妙な感じ。