30年ぐらい前にP.D.ジェイムズにハマっていたので、大変面白かったが、TVドラマにするとこんなに単純明快になるんだ！と驚かされた。ジェイムズさんと言えば、事件の関係者の間の恋愛と憎悪のドロドロが延々と描かれているのがポイントだと思っていたのだが、ドラマになるとほぼその辺はカットされて、ダルグリッシュさんが意味ありげに悩んでいるシーンだけが強調される感じである。あと話を聞いているうちに次々と人が死んでいき、特に前編の最後に必ず二人目の死人が出るので、ダルちゃんって結構無能なのでは..感が漂います。
私は「我が職業は死」が好きなのだが、これは第二シーズンらしい。待ってればシネフィルにも来るだろうか。
ダルをやってる役者さんバーティ･カーヴェルはRADA出身でローレンス・オリヴィエ賞を二回受賞しているエリート俳優！らしい。何よりも声が素晴らしい。ただ私的にはもみ上げが長いのが気になる。時代劇みたいだ。次はミスタ・ダーシーだな。
あと時代設定が何時になってるのかよくわからず。携帯とか出てこないし70年代ぐらいに全部の事件が起きた設定なのかな。となるとダルグリッシュがどんどん出世していくという描写もないのだろうか。ジャガーは第一シーズンでは同じ車だった。タイプEらしい。シトロエンDSみたいな虫っぽい顔。
