Netflixで全9話を一気見してしまった。
是枝裕和作品。(総監督+監督)
京都屋形の住み込みの賄婦として働くキヨが主人公。親友のすみれが舞妓さんになるまでの1年間の物語。
舞妓さん育成のシステムや関わる人たち、京都の食材、季節、行事、恋模様などが静かに丁寧に描いている。
出演者もベテランから若手まで、まさに実力派の役者が揃っていて、どのシーンも自然で美しい。
特に森七菜が演じるキヨは、純朴で口数も少ないが、前向きで台所仕事が大好きな女の子。森の魅力が生かされる彼女らしい役柄だった。間違いなく森の代表作になる。
また、もう1人の主役・すみれ役の出口夏希もこれから注目だ。2人の関係性に胸が打たれる。
蒔田彩珠のちょっと冷めていながらも優しさが垣間見える感じも良かった。
常盤貴子や松坂慶子らが全編着物で出演してたのも良かった。松岡が振り切れている感じなのも凄い。
リリー・フランキーや井浦新もいい味出している。
三谷幸喜と弥十郎さんが本人役で出演している回は面白かった。
うどんの回の鰹節、昆布を買うシーンがいい。是枝監督はこういう日常を切り取るのが上手い。