ふと考えてみれば雪国を読んだことがなかった。
何気ない雪国へ訪れた時の話かと思っていたがこんなに切ない話だったのか。
駒子も葉子も。女達がただただ哀しかった。
駒子の隠し通したい想いと誰かに打ち…
高橋一生にこの小説家役をキャスティングしたのは誰ですか。
似合いすぎて最高です。ありがとうございました。
真面目な感想。
駒子に葉子。出ている女性陣が皆可哀そうで、雪の情景と相まって、
終始美し…
このレビューはネタバレを含みます
言葉の一つひとつが美しく、そしてすべてを語らず大きな余韻が残る
理解し尽くしたいと思う方が野暮なのだろうか
徒労だ。生きることも、愛することも全て。
貧乏は嫌だ。お金の為に生きなくてはならなくなる…
川端康成の小説群は、映像化作品も多く、ノーベル文学賞受賞の冠もあって、何作かは目を通しているが、『雪国』は、あまり熟読していなかった。
映画も、最初期の豊田四郎版を除けば、それほど記憶に残っていない…
傑作。何より、高橋一生のやり尽くされた凡庸な間や言い回しを拒絶するかのような予測不能の強気演技と、その一手一手を正面から受け止め自らの生理的な感覚を保ち続けたまま相手の手元に返球する奈緒のえぐすぎる…
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