いわゆるラブロマンスだと思って気楽に観始めたら、現代にも通じるお仕事ドラマであり、女性の生き方をめぐるなかなか重厚な物語だった。
働く女性のダンディズムと、シスター・フッド。官女という運命に疑義を抱きながらも、そこから逃れられない女性たち。このドラマ、アジア各国でブームを巻き起こしたそうで。それはきっと、今現実に女性たちがおかれている状況や、大事にしたいと思っていること(価値観)と相通ずるテーマがあるからだと思う。
自由とは、私が私であること。誰にも「所有」されないこと。それは、愛だ恋だとは別の次元の、人としてもっと根源的な話。
ドクイムの「来世では望み通りに生きたいのです」は、強がりではなく、絶対に本音だ（笑）。
