見たい見たいと思いつつ、1年遅れでようやく見た。思っていた内容とは全然違ったが、面白かった。
宮藤官九郎と大石静とレジェンド脚本家同士の合作ということで見てみたのだけど、実質ほとんどクドカンドラマだった印象。
主人公は一応仲里依紗だし、錦戸亮との恋愛周りは大石静みを感じたけれど…クドカンがその恋愛ドラマパートすらも茶化して、すべてをネタにしていた印象。
ストーリーが真面目に進展すると、だんだん恋愛ドラマというより選挙のドラマになっていくし、最後には大志の成長物語&恭二との友情物語として終幕したしね。
終盤の唐突な政治批判要素にはビビった。
とはいえ一応、男女の脚本家によって書かれているので、（普通は片方はファンタジーになりがちな中）男の生態も女も生態もリアルに描かれてたのが個人的には良かった。
しかし、そこが悪い意味ではどっちつかずな印象を与え、結果として、スタッフ&キャストの豪華さのわりにそこまで話題にならなかったのだろうか。
ストーリーとしても、安定感はあっても爆発的な面白さはなかった感じは否めない。あくまでも、日本の連ドラが得意なコメディドラマ。
しかしとにかくキャストが良い。
仲里依紗はゆいのキャラにピッタリだし、松坂桃李は本当に可愛くてどんだけダメでも尽くしたくなってしまう説得力があるし、錦戸亮はいかにもパチアート。
以外ネタバレ。
元サヤエンド好き&大志派の個人的には満足なエンドだった。
しかし、ラストの惣田の転落要素は必要だったのだろうか？普通に大志が成長して正々堂々勝っちゃいけなかったのかな…？
それとも、そこまでしてでも、政権は腐敗するという政治的なテーマを入れたかったのか…そこだけが気になった。
