ぷっちん

ザ・テラー シーズン2のぷっちんのレビュー・感想・評価

ザ・テラー シーズン2(2019年製作のドラマ)
4.0
いろいろ評価の分かれる作品ですが、そのマイナス面とされている点がむしろ私的には高評価でした。
日本語が下手すぎて聞き取れないと言われますが、主人公はアメリカ生まれの日系アメリカ人となってますから、実際に日本語が上手くなくて当然だと思うし、その反面日本から移住した両親役の日本語は流暢でした。
そして、2点目。歴史ドラマとホラーをゴッチャにしないでとありますが、これが日本なのかもしれないと思う。
映画よりも、役者さんスタッフが家族もしくは本人が収容所にいられたとか、大変な苦労されとか、そちらのほうがインパクトがありました。ジョージ.タケイさんは実際、広島にご親戚が多く原爆で亡くなられたそうですが、その実体験から来たと思われるシーンは辛いです。
アメリカは、国内で戦争をしません。その彼らの多くは原爆を肯定し、日本全土66ヶ所、40万人以上の一般市民が亡くなった本土空襲を知らないとか。そして、真珠湾と広島を天秤にかけるような物言いを聞くこともあります。
このドラマを歴史だけで作られてたら、私はむしろ観るのが辛かったかな。
若い人達には、どんどん語学を学び海外に出て、「勝てば官軍、負ければ賊軍」といった汚名を果たして欲しいです。(私も老体に鞭打ち、TOEICと英会話に頑張ってます。)
戦地から命からがら逃げ帰った母は90歳になりました。
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