このレビューはネタバレを含みます
タイBLドラマの中では出来は良いと思う。
主演のGene役のUpくんの演技がすごく良い。とても器用な役者さんだと思う。
対してパートナーNubsib役のKaoくんはね…顔は信じられないほど綺麗なんだけど、演技がもうちょっと頑張ろうなんだよねー…観ててすごいハラハラしちゃう演技。
全体の構成も、BL小説作家のGeneが実生活を反映させながらストーリーを完結させるという、うまくまとまったものだった。
しかし途中、え⁈ていう展開が2点ある。
1点目は、Geneが突如目の前に現れたやたら懐いてくるイケメン俳優が幼馴染だと全く気付かないこと。
いや、気付こうよ。名前Nubsibで一緒じゃん⁈
そして何より解せないのは、幼馴染のNubsibだったんだー‼︎て知ったときのあの絶望感。
何⁈何⁈何があったの⁈よっぽど辛い思い出があって、もう2人は結ばれないわけね⁈て予想して観てたら、たださよならも言えずにお別れ(引っ越し)しちゃったという事実のみ。
えっ……⁈⁈
2点目は、まさかのGene父がバイとのアウティング。
Geneダメだろ〜それやっちゃ⁈というのと、唐突過ぎる父バイ説。
これには度肝を抜かれたのと同時に爆笑してしまった。
何の伏線もなしにこれはルール違反。
でもGene父役の役者さんめっちゃ良くて、ブレスレットのくだりは号泣してしまった。
1番良かったシーンは、Geneが家族にカミングアウトしたときの"僕は自分に素直でありたい。それなのにこの仕打ちなの⁈"という台詞。
切なかった…
やはり寛容なタイといえど、こういう描写も入るんだなぁ、と苦しくなった。
辛口言ったけど、コメディ要素多めで、とにかくGeneとNubsibが永遠に離れませんように‼︎と思える、可愛い作品だった。
