地上での生活が不可能となり、サイロという巨大な地下空間で暮らすようになった未来の世界を描く。陰鬱とした空間やディストピア的な規則のようなものは明確にはないものの、全体的に暗く無機質な空間に何処か閉塞した空気が漂う。
Apple TV+ならではの潤沢な予算から生み出される美術、CGは豪華でとてもリアル。総指揮も務めるレベッカ・ファーガソンのワイルドな演技も素晴らしいが、今一つ話のカタルシスを持っていくことができなかった印象。
やっぱりテンポ感が問題かなと思っていて、10話かけてたどり着く結末ではないように感じた。とはいっても続きは気になるので、シーズン2を楽しみに待ちたい。