がうてんこ

いりびと-異邦人-のがうてんこのネタバレレビュー・内容・結末

いりびと-異邦人-(2021年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

ミステリーとは思ってなかったので、あれ?と驚くまま観ました。高畑充希演じる芸術を見極める天性的本能?を持つお嬢様。しかも妊婦。
ちょっと一般人離れした感じ。一歩間違えは可愛げのないツンとしたヒロインになりがちだけど、これをとてもチャーミングでありつつ品よく気高いお嬢様として演じることができたのは高畑充希だから。と思います。

その旦那を風間俊介。彼女のちょっと一般人離れした感覚に嫉妬を覚えつつも彼なりに愛してはいたのだろう。だからこそ、妻が1人の新進気鋭の画家にのめり込む事への嫉妬心も生まれたに違いない。でも経営する画廊の為に義理母と関係を持つ奴でもある。
この役彼がピッタリ。もはやアイドル枠ではないもんね。しかも安心してみてられる。

相関図がラスト近くにドンドン明かされてく度に‼︎なるほど。って感じで。
画家とヒロインが姉妹だった事はなるほど!って。膝を叩く感覚でした。

どんなに自分の周りが荒れていこうと凛として、自分でいながら、そして自分の居場所を見つけていくヒロインは素敵だった。
彼女に関わる人は皆彼女を好きになるでしょう。
自分が大切なものがきちんとわかっている事。
それがブレないヒロインなんだろう。

お腹の赤ちゃんに違和感を感じてたのが少しずつ受け入れる事。そして京都が自分の居場所だと気づく事。

余所者がそこで生きていくことを決める。ここがわたしの居場所だったとおもう過程が絵画とリンクしてる物語がとても美しかった。