タナカ商店

相棒 Season 2のタナカ商店のレビュー・感想・評価

相棒 Season 2(2003年製作のドラマ)
5.0
相棒シーズン2ということで更に世界観が広がり面白くなっています。
亀山は運転免許試験場で働いており、右京はロンドンにいるという状況から始まります。
この試験場で働いていた設定はシーズン21でも残っていましたね。
まだお互いぎこちなさはあり、亀山は特命係呼ばわりされることも嫌なようです。

ここから捜査一課に芹沢も加わり捜一トリオ誕生!
まだ芹沢は下っ端扱いで何かと亀山に情報を教えなきゃならんという損な役回り(笑)
初期から関わりのある「平成の切り裂きジャック」こと浅倉とのエピソードも完結となる(次のシーズンにも一応出てくるが)


お気に入りのエピソード
第3話「殺人晩餐会」
伝説のイカ回(笑)
亀ちゃんの災難でもある。

第4話「消える銃弾」
相棒では滅多に見れない銃撃シーンがある。
とは言っても射撃訓練をしているだけですがね。
亀山は撃ってますが右京さんは銃を使うことを嫌ってるので撃つことはありません。
これは犯人が印象深いですね。

第6話「殺してくれとアイツは言った」
個人的に砂本脚本の最高傑作だと思っている。
大杉漣さんの演技も素晴らしいし、小野田官房長とのやり取りも大人の雰囲気が味わえてたまらんのですよ。
普段はなに考えてるんだか分からない小野田さんも今回ばかりは人間味があります。
あと小野田さんの「暇か?」が聞けるのはレア(笑)
ラストが衝撃的で見所が詰まった話とも言えるでしょう。

第8話「命の値段」
櫻井脚本の真骨頂とも言えるとことん救いがない話。
まあ誰も救われないですからね…
同じ人間のはずなのに育ちが違えばこうも価値が変わるのかと気が滅入る話でした。

第12話「クイズ王」
島根県の県庁所在地は?という問題に亀ちゃんが自信満々に松山!と答える回(笑)
とにかく亀山と伊丹の掛け合いが面白すぎますw
そもそも事件の発端は右京さんの余計な一言だというのもエグいですね。

第13話「神隠し」
壊れかけた家族を特命係が救うという珍しい回。
血なまぐさい事件が起きるわけでもないし、全シーズン通しても特にホッコリ回ではないでしょうか。
ホームレスの一郎くんはその後もちょいちょい出ていますね。
亀山が子供に飛び蹴り食らってます(笑)

第15話「雪原の殺意」
第16話「白い罠」
通常回では珍しい地方ロケで北海道が舞台です。
道民なので知ってる場所が多い!
札幌駅だったり百年記念塔(今年に解体予定)だったり…
とても悲しい話でラストは寺脇さんも役を忘れるほどのマジ泣きです。
右京さんが雪が積もってる中での全力走りを見せてくれます。

第18話「ピルイーター」
このシーズンから初登場となる大河内監察官の隠された秘密が明らかになる。
ラムネ回とも言える(笑)



亀山も子供を預かったり、ワンコを預かったりと大忙しw
腹上死やら冷凍殺人やら攻めたテーマの話も多いです。
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