医療モノなのだけれど、スーパーヒーロー感がすごい。
医療版「水戸黄門」という感じ。
昔のヒーロー像は、やたらと何かを強要してみんなを引っ張ることが多かった。
けれど、このドラマの喜多見チーフが、基本的にあまり他人に何かを強要するタイプではないというところも、実は結構現代的なヒーロー像。その証拠に、あんなに熱心にやっている筋トレを誰かに強要することはなかった。
（医者が筋トレするというのも、こういう話ならば納得）
そして、絵に描いたような悪代官たちの暗躍。
音羽ドクターの安心感。弦巻ドクターの成長、周囲の理解など、それぞれの人物のバックグラウンドが丁寧に描かれていて、ドラマ全体に好感が持てた。すごく面白かった。
このドラマを見て、医者に憧れる人もいると思う。
変にカッコつけず、真摯に取り組む姿はいつの時代も人の心を打つんだと思う。
ただ１つ気になることがある。
こんなにも頻繁に、心肺停止は起こるものなのだろうか。
物語のプロットの中に心肺停止→蘇生がセットで組み込まれている感じがしたので。
