途中、面白いと感じることもあるが
ストーリー(展開)は非常に単純な上
一つ一つのシーンがものすごく長い。
そのほぼ全てが人工物の中で起こる
作られたセットでのシーンなので
見ているのはかなり辛い。
タルコフスキーのように
ワンカットが長くても、それが自然の中で行われてれば、それは不文律なので見ていられるが
基本的には人物と人工物で構成された
ワンカットは退屈を極める。
単純な展開に難解なSFを混ぜ込んで
薄くながーく仕上げたドラマツルギー。
どうせ映像という世界の中で完璧は崩壊するのが定理。
成功は失敗するから物語になる。
ある意味、最初から結末は分かっているというモノ。
このレビューも引き延ばして長くしようと思ったが、それでもコレくらいが限界。
アレックスガーランドにはSF要素をなくした
ギャング×ホラー映画に期待したい。