王冠と霜月いつか

幽☆遊☆白書の王冠と霜月いつかのネタバレレビュー・内容・結末

幽☆遊☆白書(2023年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「貴様、実の兄貴をォ~、共に武道のため魂を売ったこの兄貴を!」
『関係ないね、オレは品性まで売った覚えはない。』
~戸愚呂兄・弟

やっと観ました!ネトフリ再契約して5話一気に観ちゃいました。テレビアニメ版はほとんど観たことないですが…蔵馬のCVは緒方恵美さんが担当されてて彼女のデビュー作だくらいしか知りませんが…原作はリアルタイムでも連載読んでましたし(まだその頃は安定して連載されてました(笑))、最近Kindleで全巻買い揃えました。

Netflixシリーズで実写化された本作は、戸愚呂・弟がラスボスの暗黒武術大会編までを5話にまとめています。流石に時間的に原作通りには再現出来ないので、幽助の死から、蘇っての霊界探偵編、乱童や四聖獣との戦いはばっさりカットされ、暗黒武術大会も、大会という形ではなく、戸愚呂チーム、鴉や武威、兄、弟達と首縊島での決勝戦を雪村蛍子と雪菜の雪雪コンビを救出に幽助、桑原、飛影、蔵馬達が向かうと言ったストーリーに変更されております。

原作の大ファンですが、今回は比べる事をしないで、細かい設定とかを気にせず、帳尻合わせにも目をつむり、ただ楽しみました。まあキリがありませんのでね。

日本の全民放テレビ局+国営放送の年間の総制作費の予算の倍以上を持っているNetflix JAPAN、何と言っても、金がある。というのは素晴らしいです。アクションやらVFX やら映像は素晴らしく綺麗で迫力があります。1話の制作費っていくら位なんでしょう?

俳優陣も、ご存知の方もそうじゃない方も、中々原作のキャラデザを上手く再現していて、良かったと思います。特に何やらせても上手い綾野剛さんは流石だなぁ。と感じましたし、稲垣吾郎さんの左京が素晴らしかったです。

女性キャストも、ぼたん、雪菜、蛍子、温子、そして、幻海師範/梶芽衣子さんですよ!と個性的な美人を起用していて良かったと思いました。雪菜役の女優さん、見たことあるけどなー…調べます。(追記:雪菜役の見上愛さん、移動辞令は音楽隊の阿部寛さんの娘役やってた方でした。失礼)

1つだけ気になったのは、幽助が生き返る時に渡された霊界獣の卵から孵化した『ぷー』がでなかった事です。もし、シーズン2が作られたら、どうやってトンネル通って魔界まで飛んでいくのさ?と思っちゃいました。というか、シーズン2是非とも制作して欲しいですし、漫画実写化はもう全部Netflixで作って欲しいです。


『奴は必ずまだ強くなる
だが間違えればオレみたいになっちまう。お前がもう少しお守りをしてやれ。』

(最後の最後だってのに… 出た言葉が負かされた対戦相手の心配かい)
「大したもんだよあんたのバカも。死んだって直りゃしないんだから」

『世話ばかりかけちまったな』

~幻海・戸愚呂弟