Tanaka

X-Men '97のTanakaのレビュー・感想・評価

X-Men '97(2024年製作のアニメ)
4.3
※第二話まで鑑賞済。後々評価は変動する可能性有。

アメリカ公民権運動最中に生まれたX-MENで描かれてきた人種差別やマイノリティの問題を土台として新しいテーマで描かれるX-MEN。
世代交代に苦悩するサイクロップスを主人公とした古き良き共同体主義なアニメで懐かしさがある。

アメリカのアニメというだけで舐めていたがどの画も表現は単調ながら戦闘シーンになるとスイッチが切り替わったように構図がカッコよくなる。

ストーリーもかなり面白い。未だセンシティブな差別問題が軸になっているので時代にもマッチしており、多くの視聴者が共感できる内容になっている。


レビューサイトRotten Tomatoesでは批評家スコア100%、一般視聴者スコアでも89%を獲得。
コミュニティの解体が進む世でワイルドスピードのような家族をテーマにしており時代にマッチしているし、昨今の平凡な実写ヒーロー映画を観るぐらいなら昔のようなX-MENのアニメを観たいという気持ちを掘り起こさせる作品だった。トマトメーターが高いのも納得。
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