カードキャプターさくら さくらカード編のpipipixxxのネタバレレビュー・内容・結末

平成の宝物みたいな作品…。リアタイ放送時は自分も桜と同じくらいの年齢だったこともありかなり影響を受けた作品。

特にさくらカード編は色んな意味で神がかってる。キャラクター的にはケロと小狼の可愛さが爆裂してる。クロウカードを元にして作られたさくらカードという設定はこの世の創作活動そのもののメタファー。
また恋愛観という見方では、ステレオタイプなだけではなく、性差や年齢、身分を先入観を誰もが持たずナチュラルに超えているところや、家族愛、創造者の尊厳的な愛、今で言う推し活的な愛など、愛の形や関係性を曖昧なレイヤーで多面的に描かれているところが見事。この時代からするとそれももはやファンタジー。登場人物は全員育ちが良く紳士淑女。悪い人は居なくてみんなとても優しい超理想現実の世界。幼いながらに憧れを感じていた世界線。

小狼がさくらへの恋心を自覚し初めてさくらを名前で呼ぶ回、メイリンが日本に再来日する回、桃矢が月に魔力をあげる回、さくらが雪兎に告白する回、最終回…は神回です。何回も泣いた。終わり方も原作とはちょっと違うけどすごく良いラスト。

あと坂本真綾のプラチナは今でも十八番です。