作画や音楽は安定してる分、今期の中では中堅ポジ。
原作は未読だが、最新話までは視聴済み。
それらを踏まえて一言で表すなら、非常にマッチョな印象。
個人的には、こういったステータス鑑定でぶっこぬくいわゆる「○○の野望」で育ったシュミレーション大好きをぶちこんだ作品で語られる、才能至上主義に依った作劇は苦手だ。
とりあえず主人公が「やっぱステータス最高だよな!」と言い、取り巻きが「やはり○○様の先見性はスゲーや!」で事が簡潔する。
とどのつまり、才能無しは不要論をムキムキに賛美してるように聞こえるからだ。
まぁ、アバンの段階で今後の引き継ぎ展開が示唆されているので、これからの展開しだいでは好感が持てる話しになってくるのかも知れないが…
転生特典としてステータス閲覧が出来るという意外あんまり役に立たない主人公より、現地人として人をみる目がある主人公の父親の方が好感がもててしまう。
開花するかもしれない才能のステータスを感じ取って、それを伸ばす努力に知恵を貸して開花させる方向にもっていく…とかなら主人公の努力と言えるかも知れないが、正直あんまりこの主人公が役に立ってるとは思えない。
もろに作者の「建国型シュミレーション大好き」を詰め込んだ作品で、そこに感化されるなら面白い作品と取れるかも知れない。
まぁ動画としての完成度は悪くないため、過度に低くも高くもしたくない、そういう部分を評価して半分といった所で収めたい。