「もし朝起きて美少女になってたら…」なんて定番の妄想、妄想のうちはアレコレ好き勝手言えてもいざ直面したら困惑のほうが大きかろう。
そんなIFを、「ふざけてる範囲で案外まじめに」突き詰めてる。
ふざけてる範囲で、てのがたぶん重要で、今作はむろん都合のいいTSでソフト百合でラッキースケベな日常コメディなのだが、そこをはみ出ることなくさりげなく大切なことにタッチしていると思う。バランス感覚、iine.
結果、エアプの象徴だった女子ライフの実践を通した、れっきとした生き直しの物語になっている。
愛されたければまず愛することから、でも愛されて初めて愛し方を知るのかも。このパラドクスを救うアニメになるか?