仮面の大使

機動戦士ガンダム 水星の魔女の仮面の大使のレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム 水星の魔女(2022年製作のアニメ)
4.6
 ガンダムに乗る水星魔女の学園アニメ。

 水星からアスカティシア高等専門学園に編入したスレッタ・マーキュリーは、学園での新生活に胸を躍らせていた。しかし、グエル・ジュタークとの戦いでガンダム使用嫌疑がかけられてしまう。その後再決闘で再びグエルを倒し、ホルダーになった彼女はなれない学園生活をミオリネや地球寮の力を借りながら歩いていく…。

 初めてのガンダムアニメ。初心者でも大丈夫というネット情報を信じて鑑賞しましたが、面白かったです。

 戦闘シーンがとてもカッコよくてワクワク。水星の田舎者であるスレッタがグエルやエランら御三家を倒す展開はかなり熱かった。ただ対シャディク戦で見せたエアリアルとスレッタの底しれない強さに少し恐怖を感じたのも事実。

 スレッタとミオリネの百合要素もいいし、何よりグエル・ジュタークが魅力的すぎる。父の言いなりだったのがスレッタに負けたことでどんどん人として成長していく。その姿がかっこよくて惚れた。でもこのアニメの製作者陣はグエルに試練を与えまくるんだよなぁ。特にシーズン1最終回のグエルくんに巻き起こる展開は本当にかわいそう。

 最終回、特にスレッタのラストの行動は衝撃的。行動後の笑顔を浮かべたスレッタからは、PROLOGUEで無邪気に敵を撃ち落としていた幼子の姿を感じた。

 気になるのは、プロスペラの思惑はどこにあるのか、スレッタとミオリネの関係はどうなるのか、グエルは立ち直れるのか。ここらへんを注目してシーズン2を楽しみたい。

 
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