あられ

パタリロ!のあられのネタバレレビュー・内容・結末

パタリロ!(1982年製作のアニメ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ギャグ満載のドタバタアニメです。ストーリーは破天荒で、BL、スパイ、SF、推理サスペンス、歴史、オカルトの要素が詰め込まれ、めちゃくちゃ見応えがあります😊

登場人物は美少年だらけw 19時のゴールデンタイムのお茶の間に流れていたのかとびっくりするくらいしっかりと、イケメン同士の妖艶なベットシーンが描かれています。さすが昭和アニメ😆

シュールなギャグやくだらない昭和系のギャグは、かえって新鮮で面白いですw アニメ系のギャグは放送していた1982年~1983年以前のもので、当時の子供だって知らないであろう古すぎるアニメネタも飛び出します😆

物語は、コミックス12巻、”霧のロンドンエアポート” までで、アニメの最終回のラストは、映画 ”パタリロ! スターダスト計画” のタランテラ編へと続きます😊




登場人物も魅力的です。めちゃくちゃ多いけどw
主役は常春の島国 ”マリネラ王国” の、10歳にして国王になった少年パタリロ・ド・マリネール8世、呼び名はパタリロ。バンコランやマライヒから ”つぶれ餡饅” と揶揄される下膨れの顔をしています。子供のくせに成人病を患っています😆

天才的な頭脳を持っており、大学は飛び級で卒業。マザーコンピューターやプラズマXなどのロボットを自ら作成しています。変装やタイムワープが得意技です。根っからの守銭奴で、宝石には目がない。そして、人をおちょくるのが大好きw ゴキブリ走法や ”パパンがパン!” で始まる ”クックロビン音頭” などのボケをかまします😆

“クックロビン音頭” は最初はアカペラで、今見たら変な感じですが、試行錯誤の末、あの節がついた模様です😆

タイムワープで巡り合った、ご先祖様のパタリロ7世と子孫のパタリロ10世の、訳の分からないBL展開が楽しいです😊

彼の部下・近衛兵タマネギ部隊は、選りすぐりの美少年部隊です。普段は素顔を隠し、ひし形に開いた口を持つ同じ顔&メガネ&タマネギヘアーに変装しています。部隊内で恋愛関係を持つタマネギもいます😆

1号もしくは2号の古川登志夫さん、16号は井上和彦さん、21号は神谷明さん、他にも古谷徹さんや三ツ矢雄二さんなど、今となっては大御所である声優陣が演じていてテンションが上がります😆

ジャック・バルバロッサ・バンコランことバンコラン少佐。イギリスの諜報機関MI6所属の凄腕エージェントで、美少年キラーの異名を持ちます。容姿は富士額の長い黒髪&天然のアイシャドー。いつも手袋をし、シガーを吸っているヘビースモーカーです😆

母親の借金5万ポンドの肩代わりのため、富豪シュレンジャーに手込めにされ、一夜を過ごしたという暗い過去を持っています。その後MI6の先輩、デミアン・ナイトと恋人関係になり男に目覚め、美少年たちとやりまくるようになりますw 現在では元殺し屋の美少年マライヒと恋人関係にありますが、彼がかなりのヤキモチ焼きなため、多少は自粛しているようです😆

悪の組織・国際ダイヤモンド輸出機構が本作の黒幕です。007のパクリ的なところもあって、ナンバー1が黒猫を膝に抱いてたりします😆

国際ダイヤモンド輸出機構は、ダイヤモンドの販売網を独占している組織で、ダイヤモンドの採掘・加工・輸出が主要産業である ”マリネラ王国” は、パタリロの即位と同時にこの組織から脱退します。国際ダイヤモンド輸出機構は市場の再独占を狙って、刃向かうパタリロの元にジュニア、マライヒなどの美少年の刺客たちを送り込んできます。


現在104巻まで続いているので、コンスタントに続編を作って欲しかったですね😰
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