シネマスカイウォーカー

進撃の巨人 Season1のシネマスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

進撃の巨人 Season1(2013年製作のアニメ)
4.4
諫山 創による同名の原作マンガをアニメ化。

100年以上前に突如として出現した巨人から身を守るため人類は3つの壁を築きその中で平和に暮らしていた。ある日、50mを優に超える超大型巨人が出現、人類は1つ目の壁ウォールマリアを突破され再び巨人による攻撃を受けるのであった。目の前で巨人に母親を食害されたエレン・イェーガーはこの世から巨人を駆逐するという目標を胸に軍に入隊し調査兵団を目指すのであった....

今までに無いスケールと独特の世界観やアクションに虜になるとても面白いシリーズ。人を喰らう巨人に対して無力な人類が次々と捕食されていく残酷さはアニメ史上類を見ない程のインパクトを持っていると思う。

主人公エレンの抱える巨人という異文化異人種への憎悪や怒りは侵略や戦争により生活や家族を奪われた戦争孤児のメタファーになっており、そこから入隊していく流れまでを観客に体感させることで戦争や侵略を受ける疑似体験を得られるような作りになっているのも上手いなぁと感心させられる。

また、各キャラクターも非常に魅力的で1度見ただけでもキャラクターを覚えられほどどのキャラクターも立っていたと思う。