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まじっく快斗のmaroのレビュー・感想・評価

まじっく快斗(2010年製作のアニメ)
4.0
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★★☆
    音楽:★★★★☆

あの怪盗キッドを主人公にした漫画およびアニメがあると初めて知っての鑑賞。
しかも、原作漫画は『名探偵コナン』よりも古いときた。
なぜ今まで知らなかったのか(笑)

内容としては『ルパン三世』(1967-1969)や『キャッツ❤︎アイ』(1981-1984)同様、怪盗キッドがお宝を盗むのがメインの話。
なんだけど、ほどよく学園モノ感を出しつつ、父親の死の真相を追うというサスペンス要素もあって楽しめる。

『名探偵コナン』とは違い、だいぶギャグ要素が強い上に、小泉紅子のように赤魔術を使うキャラクターがいるなどファンタジー路線なところもあるのが本作の特徴。
さらに、ちょいちょいコナンたちが映り込んでるのも笑える(笑)
第2期のオープニングにはガッツリコナンたちが登場してたしね。
にも関わらず、本編での絡みが一切ないのはちょっと寂しい。
あと、やっぱり『名探偵コナン』とキャラクターが重なる。
黒羽快斗は工藤新一。
中森青子は毛利蘭。
中森銀三は毛利小五郎。
寺井黄之助は阿笠博士。
という具合に(笑)

総じて面白かったけど、結局、快斗の父親の死の真相がわからず、謎の組織が何なのかも明かされないまま終わってしまったので、かなり尻切れトンボな印象。
まあ、もともと『名探偵コナン』の枠での不定期放送だったそうなので、話を完結させるつもりはなかったんだろうけど。

そんなわけで、怪盗キッドのキャラクターを深く知りたいなら観ておいた方がいい作品。
1話完結型でサクッと観れるのはよかった。
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