機動戦士Vガンダムの42の情報・感想・評価

エピソード42
鮮血は光の渦に
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PANDADA

PANDADA

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「椅子を尻で磨くだけの男で終わるものかよ!」(アルベオ・ピピニーデン) ピピニーデン艦隊を押し込む連邦軍とリガ・ミリティア。ピピニーデン艦隊の後方にはタシロの艦隊が控えていました。タシロ艦隊を巻き込もうとするピピニーデンと、ピピニーデン艦隊を盾に使おうとするタシロの思惑が交差します。 タシロとピピニーデンの会話から推察すると、モトラッド艦隊による地球クリーン作戦はエンジェル・ハイロゥ建造を隠すための大きな陽動だったのだと思います。 停戦して負けて帰ってきたはずのピピニーデンが艦隊司令に、クロノクルはさらに軍中枢に食い込んでいるところからもそうでしょう。 ムバラク・スターンの艦隊は強力ですね。ピピニーデンの艦隊をぐいぐい押し込んでいきます。前話でエリシャが「連邦の人って何やってるんです?」と文句言ってるシーンがありましたが、実は結構有力なんですね、もちろんシュラク隊も強烈です。ゲドラフをガンガン落としています。 カルルの反応やそれを説明するシャクティ、感覚がシャープになっているというウォレン、地球の自然の感覚がするというハイランドの子供達。巨大なサイコミュ兵器であるエンジェル・ハイロゥに近づいているせいか、子供の持つNTの素養が開花し始めます。お隣のマーベットが自分には感じないというのも納得。非常にガンダムらしい話です。 フラニーが強力すぎる盾に振り回された挙句、撃墜されたあと戦場を見て「綺麗だ」と呟くのもガンダムらしいですね。 執拗にウッソに迫るルペ・シノですが、出撃前のピピニーデンとの会話の後のシーンからも分かる通り、彼女が求めているのは純粋な少年なんですね。ウッソにそれを強く感じたので、手に入れたがりますが、ウッソには拒絶されます。 今回は撃墜され、ピピニーデンを巻き込んで爆発。 ピピニーデンは不本意ながら出撃直前で、上のセリフのようになってしまいました。 以前にも書いたようにこのセリフの元はゲトル・デプレ大尉なんですよね。2人ともパイロット上がりでしたが、副司令や参謀のような合わない仕事をさせられていたのかな。 ピピニーデンは多分クロノクルに絶縁されていますが、それについての言及がなかったのがやや残念。 セリフ回しやエピソード、タイトルまでもが非常にガンダムらしいお話でした。 こうしてピピニーデン艦隊は脆くも撃破され、次はタシロ艦隊との連戦になります。
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えりこ

えりこ

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「椅子を尻で磨くだけの男で、終わるもんかよ!」 名言を放った直後にルペ・シノさんの爆破に巻き込まれ散っていくピピニーデン…気の毒😔 ルペ・シノさんはウッソの為に自分の艦を爆破して死んで行ったわけだが、彼女の矜持は何だったのかなぁ〜。
おはうち

おはうち

ルペ・シノがピピニーデンに取り入るためキスをしてやった後、口を拭って捨ててやったハンカチに付いた赤色が印象的。ウッソに固執するルペ・シノの誇張されてるが故の生々しさ、歪さ。
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