機動戦士Vガンダムの12の情報・感想・評価

エピソード12
ギロチンを粉砕せよ
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PANDADA

PANDADA

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「今日はなぁ、お前は死なん!死なせはせん!」(ロブ・オレスケス) 本筋からは少し外れたエピソード。 総集編とか組んだら多分カットされそうなお話なんですが、個人的には好きです。 舞台はバルセロナですかね。 大きな港町。 生活力逞しいオデロなんかはここで住もうとか言い出します。 で、海岸であった漁師のロブ爺さんとウッソの会話が泣けるんです。 爺さん、昔戦争で失った息子のニコルとウッソをちょくちょく間違えるんですが、ウッソも爺さんとの会話の波に合わせて、そのまま乗ってみせたり、訂正したり。 爺さんも「いかんな、ボケてきたか」と自覚してる節もあって。 爺さんの息子で戦争に取られたってことはUC123のコスモ・バビロニア建国戦争なのかな。 ベスパが、というより戦争そのものが憎いんですね。ギロチンや兵士たちに魚投げつけて、ウッソにも「ニコル、逃げるんじゃない!」と言ったり。 そして、最期に上の台詞のあと、身を挺してウッソを逃すんですね。 失った大切な家族を今度こそ助けるために、 文字通り自分を投げ出して助けるんです。 ニコルじゃなくてウッソなのに。 なんかもう泣けてきます。 街で偶然ファラと出逢います。 姉と見間違えたスージィや、話しかけてくるオデロ達にも優しいですよね。 オデロにはこうはっきりした街は良くないよ、気をつけるんだね、と忠告したり。 ベスパの地球侵攻作戦のトップは彼女なんですけどね。 それでも民間人というか子供達には優しい。 初登場の頃からすると、召喚命令が出されてからのファラは少し暗いですね。 まあ、ギロチンにかけられるかも知れないから当然なのかな。 戦闘の指揮もいまいち徹底しなくて、投げやりというか諦めがち。 ギロチンの家系である事を少し嘆息したり、彼女の内面を少し紹介してくれているようなエピソードでもあります。 ちなみにファラも移動時はワッパみたいなのじゃなくてバイクですね。 やっぱザンスカールではバイク流行ってるのかな。 大局からは外れたエピソードですが、この話は個人的に大好きです。
おはうち

おはうち

漁師の爺さんがボケてるのか分からないままザンスカール兵に射殺される寸前まで息子を助けるようにウッソを逃してやるのが中々ですよね。あくまでもストーリーの中核でも無いし、死んでフェードアウトするのが何とも言えん。ラストカットで溜息を吐く。魚でギロチンの威力見せつけて◎
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