性格的に他人の中に入っていけず、周囲もどう扱えば良いかわからないままぼっちで高校生になった後藤ひとり。
中学時代に父親から譲り受けたエレキギターの自主練に励んだ結果テクニックは身についたものの…。
初めての様々な経験にキョドるひとりちゃんの表情はまさにアニメならでは。こんな気持ちになったことがある人が描いてるのかなあと思いを馳せる。コミュ障ならではのズレた価値観、行動。誰もが少しは持っている対人スキルへの劣等感は、とてもライトだが上手く描かれていたと思う。
ちなみにひとりちゃんのビジュアルはフツーにしてりゃ十分カワイイ設定。太ってるわけでもないし、何を着ても似合う。そして重要な局面で誰かが手を差し伸べる展開があまりに続くので、ファンタジー過ぎて途中で飽きてきた。ギターテクニックを活かした成長をもっと前面に押し出してくれたら説得力があったかも。
「チェンソーマン」との初監督作勝負や円盤売り上げ競争に桁違いで勝利したということで期待しすぎたかな。
