あんへる

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYのあんへるのレビュー・感想・評価

4.0
勝利者などいない。ほんとだよ。
バニング、ケリィ、ついでにルセットさんとか、一体全体何の為に命を落としたのだろうか?
後年の宇宙世紀へ思いを馳せながら観る価値のある作品。
そして殴りたい、この笑顔。(唐突)

うーん、何度観ても、やはりあの伝説のラストカットでモヤってしまうんだよなぁ。
というか、キースはその女ぁゲルググで踏めよ定期

初めて観た当時は子供ながらに「コウはコイツ(ニナ)を許せるんだろうか?」って疑念で脳のキャパが一杯だった気がする。
今回はなるだけニナの立場に寄り添った観点で観てみたつもりなんだが、やっぱあのラストの満面のキラキラヒロインスマイルだけがどーしても解せんのよなぁ。(基本これ以外の言動も解せんといえば解せんけど)
いや、まぁあの状況だと実際ヘラヘラ笑うくらいしか選択肢はねぇよな、ってのはあるんだけど。あのタイミングで今更しおらしく謝ってこられたり、逆に開き直られるのもたぶん違うしな。(脚本、演出的な意味でも)

まぁスタメモに関しては監督交代やら制作過程での諸々の影響で、ニナに限らずキャラ設定や背景がブレにブレまくってる点が大いにあるんで一概には言い難い部分ではあるんだが。
ただそれを踏まえた上でも、やはり擁護しきれないのがニナ・パープルトンという女である。ガンダム三大悪女の肩書きは伊達じゃあない。南無三ッ!

結論:やはり本作のヒロインはシーマ様である。異論は認めない。
あんへる

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