きめつのわるいとこでてるよ！
今期の肝はなんといっても柱と鬼が共に2wayになるということなのだけれど、これらに化学反応が起こっておらず、エピソードがほぼ直列繋ぎされてるだけなのだ。かつ、前期までのチームメイトだった善逸・伊之助がお休みとなるため、チームの人間関係はいったんリセット。
するとどうなるか？
新キャラの掘り下げは分散されてただ薄まる一方、回想andお気持ち表明が連打されるお馴染みの粘っこさは倍になって残る。最終回付近は明らかに枠ありきの尺調整も見られ、はっきり喉越しはよろしくない。
とはいえ、こんなに文句垂れてる割にちゃっかり楽しんでるのはひとえにアクションの快感があるから。
ユニバーサルスタジオ無限城、時透くんの浮遊感、甘露寺さんの新体操的解釈。刀や蹴りがヒットしてから、その結果が生まれるまでの一瞬のタイムラグ＝タメ。
「毎話映画」が合言葉になってしまった鬼滅シリーズ、じゃあもうきっちり編集して映画でよくない？
…てのは野暮な話ですか、ですね、お館様。
