あひる

こどものおもちゃのあひるのネタバレレビュー・内容・結末

こどものおもちゃ(1996年製作のアニメ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

アニメの中で1番見返しました。
原作とは少し違う部分もありますが、面白いです。
子どもの頃視聴するのと、大人になって視聴するので随分と見方の変わる作品でもあると思います。

紗南ちゃんのように強い芯を持った女の子に、大人になった今だからこそ憧れてしまいます。これから先辛いことが待ち受けていると分かっていながら毎日をただ全力に、元気に生きている紗南ちゃんの姿にとても感動します。あと普通にキャラが激しいので見てて飽きないです。
羽山も、最初は手につかない悪ガキだったけど段々と考え方が変わって、子どもらしくなってる姿になんだか見てて嬉しくなりました。
羽山がこんなに変われたのも紗南ちゃんのお陰だし、最初バラバラだったクラスのみんなも紗南ちゃんがいたから1つになれたんだなと思います。

お母さんと紗南ちゃんの間で色々と問題があったとき羽山が駆けつけてくれて、羽山父が倒れた時は紗南ちゃんが羽山の所へ駆けつけてたシーンはほんとにお互いを信頼して、想いあっていないとできないことだろうなと感じました。

小学校編と中学校編ありますがどちらも大好きです。
中学校編のシリアスさは心にくるものがありました。
特に好きなシーンは子どもを信用せず追い詰めてくる教師に向けて「しっかりしてよね、大人!」と紗南ちゃんが叫ぶところです。

学校や友人、芸能界、家族、恋愛の壁にたくさんぶち当たっても何度も立ち上がる姿は応援したくなります。
話数は多いですが、飽きないですし、むしろ何度も視聴したくなるアニメです。
あひる

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