ずっと群像劇チックな目線で観ていたつもりが、最終的に主人公に焦点が合い、美しく物語が集束する。
全体を通して2期に関してはSagaというより本格農場物語な様相だったんだが、海外ドラマ的といいますか。
今の時代、2クール目一杯かけてこれだけスローテンポな構成でじっくりと世界観に浸らせてくれるアニメは貴重だし、何より震える程に見応えがあるのが凄い。
「“生きろ”と言える世界が欲しい」
祈り、願い、誓いが込められたトルフィンの強い言葉が脳裏に焼き付く。
息遣いを感じる程に命の宿ったキャラクター造形が作品に確かな説得力を持たせていた。
というより、この台詞に至るまでの道程に魂が震える。そうだ、刻め、魂に刻め。
でもまぁ本音を言えば、やっぱりwitのままで2期も観たかったなぁって部分も少なからずありました。すんません。
