Ryu

モノノ怪のRyuのレビュー・感想・評価

モノノ怪(2007年製作のアニメ)
3.8
フジテレビの深夜アニメ枠“ノイタミナ”で放送されていた「怪〜ayakashi〜」のエピソードのひとつ「化猫」の続編にあたる作品。
2023年に劇場版が公開予定。

和紙の質感の絵柄に鮮やかな色彩がとても独特なものでめっちゃキレイでした。音楽や演出も和風テイストで、雰囲気がなんともクセになる作品でした。
声優陣がなんとも豪華!薬売り役の櫻井孝宏の声がなんとも優しくて聞きやすかったです。声優さんにはそこまで詳しくないんですが、それでも名前の知っている方たちがたくさん出ていて、「海坊主」は特に豪華だったなぁと思いました。
お話の中身としては、かなり抽象的なもので、独特な絵柄の効果もあってか、最初は若干のとっつきにくさはありました。でも次第にクセになってくるんですよね〜。モノノ怪の形と真と理を見つけて退治するというお話なのですが、人間の醜い部分がそれらに現れているような気がしました。抽象的で難しいところはあるんですが、それぞれの話に直接的な繋がりがないのは見やすかったと思います。どの話も最後はキレイに終わらしてくれているのも個人的には好きです。
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