人類の敵と戦う能力者を育てるための学校に、人の心が読める能力を持っている柊ナナという少女が入ってくるが…というお話
今期唯一リアタイで追っていたアニメ。
1話での衝撃のラストからダレることなく、ラストまで一直線に突き進むのはお見事。全話ずっとハラハラするし、見ていて飽きない。
しかもただのサスペンスとは違って、常識外れの能力者がいるというのも面白い。今までの常識が通用しないのでさらにドキドキする。
でも、サスペンス要素がとても強いアニメなのは確かだが、個人的にサスペンス要素よりも強く感じたものがある。そう、百合である。
主人公のナナしゃんと、舐めることで傷を治せる能力を持っているミチルしゃん。最初はあまり接点が無かった2人だが、ある事情でナナしゃんからミチルしゃんに近づき、だんだんと2人の関係が増してくるのが見事。『見えざる刃』辺りから、サスペンスよりも百合の方が強かった。
ミチルしゃんは本当に大天使で、今まで人と関わろうとしなかったナナしゃんもミチルしゃんに落ちていく…最終話のナナしゃんなんか、完全にミチルしゃんガチ恋勢でしたよ……
正直、このアニメ単体では伏線回収しきれていないところが多く、あの後事件がどうなったのかも明かされない。しかしナナしゃんとミチルしゃんの物語はしっかりと完結するので、このアニメは百合アニメとして見た方がいいのかもしれない…
続きが気になるので原作を買いたいんですが…最終話を見た後だと結構キツい…
心にずっしりと重く来る……
