3月のライオン 第1シリーズの5の情報・感想・評価

エピソード05
Chapter.9 契約/Chapter.10 カッコーの巣の上で
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メモ魔

メモ魔

3月のライオン 5話 【今まではどんなに辛くても、夕方には暖かい自分の部屋で、1人になってほっと落ち着く事ができた。】 桐山零が少年時代を振り返った時のセリフ。これ自分にとても当てはまるなあって思った。 小学校、いや特に中学校か。学校で嫌な事があっても、帰ればそこにはほっとできる瞬間があって。でもその瞬間は一瞬で、すぐにまた次の学校が始まってしまう。そうやって胸の内に渦巻く不安とずっと闘ってきた。戦い抜いた。今思えば、それをやってこれたのも全部暖かい家族が自分を待っててくれたからだ。そんな家族を唐突に亡くした零は、次にどこを自分のより所とするんだろうか。 大人達の決める道から逸れた意思を持つ事は容易い事ではない。それを行動に移すとなれば尚更だ。零はこの歳にしてそれをやってのけた。自分から居場所を移す決心をした。人生初めての嘘を通じて。不安で一杯だったはずだ。ただ座っていれば大人の示す道を歩いていくだけで良い。それを自分から蹴って他の家へ転がり込む事が9歳の自分にできたか?できない。零が将棋を好きと嘘をついた時に魅せた涙は罪悪感からではない。決心と行動に震え上がる自分を必死に奮い立たせる為の感情の昂りだ。この涙を流せる人間は強い。
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あー

あー

2023/12/19
碧

あの原作の怒りの回と思い出して比べながら観てしまった。今回の話は零の中で拭えない核のようなものなのですね。 香子の嵐のような美しさに納得して怖く感じた。 「上へ行けば行くほど周りのものは減っていく、自分で自分をメンテナンス出来る人間でなければ駄目なんだ」の箇所が深く刺さります。
ボム5

ボム5

失った過去。
やちえもん

やちえもん

想像より過酷な人生を歩んでいたので驚いた