これはダメですね。
２期は傑作アニメだったのに、監督変わったんか？って思ったら、変わってなかった。
最大のダメポイントは、キタサンブラックのピークアウト(衰え)設定。
キタサンが衰えていってるなら、全力で叫びながらジャパンカップを走ってたシュヴァルグランがバカみたいじゃないですか。
シュヴァルグランが頑張ったから勝てたんじゃなくで、キタサンが衰えたから勝てたんでしょ？ってなる。
衰え設定は、基本的にスポーツ系ではやるべきできではない。まだテニスとかサッカーとかなら、『体は全盛期ではないが、経験や頭脳で上回る』が出来なくはないけど、
走るレースっていう、体で劣ったらもうどうしようもない競技に取り入れるものではない。
そもそも天皇賞秋の勝ち方をしているキタサンブラックが衰えているって主張するのは、もはや矛盾。
あれは雨でスタートを失敗した逃げ馬が、天皇勝負根性や走る進路を駆使し、そして圧倒的なフィジカルで他馬を叩き潰したっていうレース。
これからの可能性を感じるはずのレースなのに、アニメのキタサンは逆に自分の衰えで絶望しているという意味不明さ。
『現実とアニメは別やん』って言ったらそうなんだけど、でもアニメでもキタサンブラック勝ってますやん。
優勝したやつが、レース直後に『私もう衰えてるんだ…』って絶望してたら、他のウマ娘たちはどんなリアクションすればいいんですかね。
『えっ私たち、衰えて絶望してるこの子にすら勝てないんだ…』ってなるやん。
なにその悲しすぎるアニメ。
あと、ゴールドシップの衰え描写もダメですね。なんか『待ってろよ、オルフェーヴル、ジェンティルドンナ！』とか言ってたけど、みんな衰えているんでしょう？
メジャーリーガーが衰えて、マイナーリーグに行くのとそんなに変わらなくないか？
それで『借りは返す！』って意気揚々に言われてしても。
トゥインクルシリーズで走らなくなったウマ娘たちは、衰えとかそういう要素を入れるのではなく、ずっとボカシ続けるのが正解だったと思う。
