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そうか、原作の漫画の評価が高いのね。未読だったため、中盤からのイカした急展開がすごいなと思って、驚いていた。根岸季衣もずーっとずーっと助演で頑張ってきて、今まで役不足だったんだなあと感じる。本当はこん>>続きを読む
久々に観た。主人公は女の子二人。自然と3話のオムニバス形態になっている。
1人の女の子は、いつも乗るバスの運転手と心が通じ合っていて、慰められている。恋愛的な意味ではなく、人として気遣いをしてくれたり>>続きを読む
死者しか愛せない、死者しか敬うことが出来ないという感覚がどうしても理解できなくて、トリュフォーの中でも個人的に取り扱いかねる映画。死者はちょっと前まで、この主人公が疎ましがっていた生きている者と地続き>>続きを読む
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『助産師たちの夜が明ける』というタイトルで、8月16日から公開。脚本はギョーム・ブラックの『みんなのヴァカンス』などを担当している、本作の監督とカトリーヌ・パイエ。飽きる暇のない映画。
助産師の勉強>>続きを読む
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インバウンド・ホラーという新しいジャンル。日本で危ないツアーとかを好んでしてる外国人の人が、イヤな思いをしそうな映画。
話は心霊なのか、新興宗教なのかはわからない。宗教でも教祖や崇める対象がなくて、>>続きを読む
原悦子が川にレコードを投げるシーンを観て、(あ、これもう前に観てる)と気が付いた。ほぼクライマックス。こんなの観てないと同然なので、非常に恥ずかしい。集中してないのかな。それか、以前は良さがわからなか>>続きを読む
ジャケが50年代の歴史映画みたい。手に持ってるの生卵だけど。
変な話ではある。ミシェルは妻と幼い娘たちを連れて、別荘へ向かう。車はエアコンがなくて暑さでみんなイライラするし、別荘といってもボロ屋なの>>続きを読む
他の人の感想、意外と厳しい。もう痕跡を消すとか、本人は頑張っているつもりでも、全然なってない状況な時点で、客観性を欠いた精神状態になっているんだと思う。その杜撰さが面白かった。自己承認欲求が強いけれど>>続きを読む
小品だけど、意外に面白かった。ノオミ・ラパスは遺産を継いだ富豪の娘のボディガード。亡くなった父の会社は継母が経営しており、大きな契約を結ぼうとしている。その契約金として、父の財産を当てにしていたのに、>>続きを読む
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韓国で最近流行っているのか、オムニバス形式のホラー。とはいえすべての話に関連があって、時間軸が前後しつつ、他の話のメインの人が別の回にちょろっと出てきたりする。
チェ・ジウが怖かった…。『座敷女』的な>>続きを読む
TVムービー。エイズが確認された時期の、研究者たちの活動を描く。
エイズの分析が進んでいたのはアメリカとフランス。フランスはパスツール研究所があって、器具が揃っていたから研究がはかどった。やはり調査に>>続きを読む
ああ、オープニングがすごかった。佐分利信の映画っぽさ全開。子どもを失ってから気が狂い、二階で臥せっている妻。子どもの名前がどうのこうのとうわ言を言いつつ呻いている。夫で舞台脚本家の佐分利信は、心の中で>>続きを読む
内気な高校生が校内の女性差別に憤慨し、フェミニズムのZINEを作ってトイレに置く。それが広がっていき、学校の中で運動の輪が出来上がっていく。
主人公の母親も運動に対し盛んな青春を送った人で、理解がある>>続きを読む
『ウィンターズ・ボーン』のデボラ・グラニク監督の作品。少女が年齢のわりに家族のことで苦労を重ねるというテーマは似ている。
この主人公の父親は元兵士で、PTSDのため社会生活が送れなくなっている。妻も亡>>続きを読む
監督が『刑事マッカロイ 殺しのリハーサル』のデヴィッド・グリーンだけど、全然面白くなかった。当然だよね、『刑事マッカロイ』は脚本のリチャード・レヴィンソンの仕事だものね。
ひと気のない田舎町に、オリヴ>>続きを読む
いまちょうど、こういう映画を観たいところだった。ものすごく良かった。デュラスとドパルデューが草稿?みたいなものを読みながら、映画のイメージ作りをしていく。
女が青いトラックを拾い、あてどなく乗せてもら>>続きを読む
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女親と娘の確執が描きこまれている。これでも多少薄めてあるか、詳細を削っている印象を受ける。本当だったらもっと具体的な憎悪がちらついてもよさそうなのに、曖昧になっているので。
母親に「勉強しなさい、良い>>続きを読む
やっぱり夜。謎の光源から眩しいライトが照らしている。カメラが動いてそれがよくわからない、どこからどこを?
足抜きをさせてくれないというのはよくある話だと思う。それに対するジェームズ・カーンの激怒が凄い>>続きを読む
世界が狭すぎていやになる。
金井姉妹はなんなのか。ゆっるーい意味しかない。
どうして観ようと思ったか忘れちゃったけど、TSUTAYAの宅配レンタルに入れていたので。ベルナール・ジロドーが若者を心理的に操る腕は世界一だろう。他に敵う俳優が浮かばない。
不思議な話で、金持ちのジロ>>続きを読む
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『幸福なラザロ』のアリーチェ・ロルヴァケル監督作品なので、楽しみにしていた映画。今回は80年代のちょっと明るい雰囲気で、相変わらず不思議な演出も神話的、常人ではない者の描写として、当たり前のように入っ>>続きを読む
精神病院に入っているマックス・フォン・シドーがしれっと実家に戻って、憎んでいた妹などを殺す。犯罪には義弟のネクタイを使用し、疑いをそらそうとする。海辺の古城のような病院は抜けられないはずだが、知能犯的>>続きを読む
いつものホン・サンス。キム・ミニはいなくて、特にエポック・メイキング的な作品でもない、習作的な一本。時間がシームレスに違う時間に入っていくくらい。車持ってるんだなと思った。正直、好きな映画ではないけれ>>続きを読む
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ワーナーの試写で鑑賞。
前日譚なので、まだそれぞれの部隊、体制が整っておらず修飾にまで手が回っていない設定。時期的にまだバイク中心だから、バイクの装飾は個性的。ハンドルのところがマネキンの人とか良かっ>>続きを読む
フランスでずっと曇天だし、男女に変わっているし、哀川翔の数学教師が柴咲コウの精神科医になっているんだけれど、意外にあまり印象が変わらないというか。壁に鎖で括りつけて映像を見せるインパクトが強いからか。>>続きを読む
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ものすごく瑞々しいし、可愛いよー。ユーとミーは中学生の双子。なにもかもそっくりで、ミーの頬に薄いほくろがある程度しか違わない。なので悪戯ですり替わるときはコンシーラーでほくろを隠したり、またはほくろを>>続きを読む
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ヤバい、めちゃくちゃ面白かった。幼い頃から母親と仲の良い賢い女の子が、こういう展開に向かっていくのは非常に変わっている。
ユーモラスなのに観ていて落ち着かない。一種の倒叙でありながら伏せられている部分>>続きを読む
なんで見逃していたんだろう。素晴らしい作品だった。
危険だということは百も承知のスポーツでありながら、やはり死や後遺症は怖くて仕方がない。そういう背反する状況が高揚感につながるんだろう。
怪我をしたア>>続きを読む
英国ホラーだから、血みどろだけどどこかお話に品格があるというか。人肉食が趣味の占い師の主婦と、それがダメだと理解しつつ、妻を愛するあまり共犯だった夫が逮捕され、精神病院に入っていたが、退院したところか>>続きを読む
狂人が運営してる私設刑務所。若い女性ばかり判決を言い渡されて、どんな罪でも最終的に絞首刑っていうキチガイに道理なしの設定。シナリオはダラダラ詰め込んであって、色々な方法で逃げても連れ戻される。刑務官と>>続きを読む
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意外な展開。練りに練られたテロリズムで計算がされ尽くされている。不毛ではない、失敗に終わらない若者の正義感の映画というのは珍しい。時代と過去の反省がこれを可能にしたんだろうか。とても興味深い映画。
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メイ・ディセンバーって5月と12月は離れているように、年の離れたカップルを指すそう。この事件は日本でも報道されて、そういう珍しい人も世の中にはいるもんだ、くらいに思っていたけど、フィーチャーされるとや>>続きを読む