zkさんの映画レビュー・感想・評価

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モンスター/怪物(2023年製作の映画)

3.5

※Gでおなじみの虫が出まくるので注意
全編セリフ無しのありそうでなかったインドネシア産脱出ホラー。

意図は悪くないと思う。ストーリーもわかりやすい。クーラーボックス持ってきた男が現れた時点で設定の全
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アトラス(2024年製作の映画)

4.5

ジェニファー・ロペス演じる主人公が、とてつもなくうざいが絶望的な状況を楽しめるSFアクション、バディもの。私としては数少ない米国産ロボット映画に分類したい。

バディというのは、ヒロインが操縦するロボ
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CODE8/コード・エイト(2019年製作の映画)

3.3

真面目に作ったカナダ産SFだが、正直凡作かな。
というのも設定に色々無理があるし不自然さを感じる。そして主人公の好感度が低い。

以下ネタバレ含みます。

まず、この世界で流行っているドラッグの原料は
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

3.9

当時わりと楽しめた印象があったが、内容はラストシーンくらいしか覚えてなかった。

クリーチャー表現がVFXからCGになったので格段に表現は上がったし、ノルウェー基地で起きた似たような事件という設定を無
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.1

映画史に残る傑作クリーチャー映画にしてリメイク作品。
この時代に登場した技術、VFXを駆使してそれ以前では表現できなかったクリーチャーを映像として現出させた、というのが公開当時に観た人の率直な印象だろ
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

4.0

脚本家アーロンソーキンの初監督作品らしい。
知らずに観たが、どうりで語り口に引き込まれるわけだ。
ソーキンの脚本は、本当に語り口や会話だけで観る側の興味を引っ張る。
本作もまさに実在したというモリー・
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スクリーム6(2023年製作の映画)

3.1

自己神格化シリーズ第6弾。しかも続編も製作しているという。
内容的にはいつもの感じだ。

本作は1作目では脇役だったレポーター、ゲイルにシリーズを乗っ取られる形で進行している。
もっとも作中で「レガシ
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

4.2

ジョブズvs普通の人。ほぼ会話劇だけで、しかもその大半が口喧嘩で表現するスティーブ・ジョブスという人物像に切り込む映画。好みは分かれるかもしれないが私は楽しんだ。
このアーロン・ソーキンという脚本家、
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.9

マイケル・ベイだよ、集まれ脳筋映画好き!

良くも悪くもベタなキャラたちによるベタな会話、ベタベタに手垢のついたサービスをびちょびちょに塗りたくるジャンクフードで、観ているだけではち切れんばかりに満腹
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

裁判とは娯楽である。(当事者以外にとって)
なかなかストレスフルな法定劇。予備知識なしで観たので、てっきり事件の真相の謎を解く法定ミステリだと思っていたが全然そういう話ではなかった。
アカデミー脚本賞
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

設定を聞くだけで観なくてもだいたい内容の想像がつくホラーコメディ。
冒頭の事件発端となるシーンが最高。
広い国立公園の中をドラッグを巡って探検するシナリオはそれなりに説得力があるし、よい設定だな、と感
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

300年の物理学の集大成が爆弾だなんて。(意訳)

諮問会で振り返る科学者オッペンハイマーの一代記。
ノーランにしか作れない無二の映画なのは間違いないと思う。
180分の上映時間もとんでもないが、なに
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.1

マッケナグレイスが育ってる!
前作よりもお母さんが再婚した関係もあり、より家族に特化した今作は大味なのも含め安心して楽しめるファミリー向け娯楽作だ。
やはり舞台がNYの方がGBによく似合う。

以下ネ
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ロープ(1948年製作の映画)

4.1

まさかの1カット映画(最低限1箇所カットが変わっているシーンがあったけど)
シチュエーションものなので舞台劇に合ってそう。

悪役ブランドンのキャラクターが良い。彼のアクの強い個性なしに本作を退屈せず
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.5

粘着男と偶然知り合ったせいで酷い目に合う、ドタバタとしたサスペンス。
吹き替えで観たからか制作年代の割に見やすい。
ブルーノの邸宅でガイとブルーノが対峙するシーンはこれぞフィルム・ノワールというべき美
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深夜の告白(1944年製作の映画)

4.7

傑作ノワール。今観ても十分鑑賞に耐える出来栄えと思う。おそらく無数のサスペンスものに影響を与えた事だろう。ファム・ファタールの見本のような人妻フィリス、キャラが光る保険会社の上司キーズが素晴らしい。>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

意外と展開速い第2章。
IMAXで鑑賞したが本作はとにかく音響というか音がいい。スタッフロール時に流れる荘厳な曲も圧巻だった。題材的に地鳴りサウンドが多いのでIMAXやドルビーアトモスでの視聴を奨励し
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デストラップ・死の罠(1982年製作の映画)

3.8

原作は戯曲というだけあり舞台劇感がある。いっそ観客のざわめきや古畑任三郎のように暗転+スポットライト演出があってもよさそう。
物語は最少人数でうまくワンシチュエーションで回していると感じる。
最初の殺
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.3

まぁとにかくパールのキャラが全てという、キャラものサイコホラー。エスターと東西の横綱を張りそうなほど強烈に印象が残る。演じたミア・ゴスがとにかくすごい。バビロンのマーゴット・ロビーくらいすごい。

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フォーエバー・パージ(2021年製作の映画)

3.2

こうはならんやろ、というのが所感。
それはもちろん勝手にパージを継続する輩続出、の部分だ。暴徒の行動原理にリアリティがない。
初期の頃はシンプルで良かったと感じさせる。

以下ネタバレ抵触します。
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

3.6

宗教と信仰心がテーマとなっているが、正直あまり琴線に触れなかった。

以下ネタバレ含みます。

犯人の行動によって信仰心が揺らいだり失ったりする人がいるだろうか、というのをまず思った。
信仰というもの
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特捜部Q 知りすぎたマルコ(2021年製作の映画)

3.5

脅威の制作陣総入れ替えで、見た目が別物と化したデンマーク特捜シリーズ。デンマークの寒々じめじめした陰鬱な雰囲気だけが踏襲されている気がする。

キャラへの思い入れもリセットされてしまった。それぞれ行動
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RWBY Volume9(2023年製作の映画)

4.0

番外編の割に意外といったら失礼だが面白かった。

初期からの敵ニオポリタンが意外な形で脱落。
さすがに彼女はルビーたちには寝返らないか…

RWBY Volume8(2021年製作の映画)

4.0

なかなかの鬱展開。
すごく頑張っているのに報われない、というvol.9。

シンダーが敵役だけど毎回ひとりで頑張ってるな、という印象。

7500(2019年製作の映画)

3.6

全編旅客機の操縦室というソリッドシチュエーションサスペンス。
主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットがほぼ一人で間をもたせている。たしかにこの役は彼が最も適任な気がする。

機内で何が起きているのか、と
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.8

すごくSEEDらしいお祭り感のある劇場版。ファンなら大満足では。

ポスターに描かれている通り、キラとラクスの話…であるのだが、やはりこれぐらい弾けたお馬鹿演出をやりまくった方がSEEDらしいし、予想
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.7

さすがに舞台は地球にそっくりの別の惑星だと思いたい。
荒唐無稽にも度が過ぎている。観た子供が喜べばいいかな、というのが率直な印象。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとかクアントマニアとかぶっとんだ
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ザ・カンファレンス(2023年製作の映画)

3.8

スウェーデン産コメディ含みのスラッシャーホラー。
殺人鬼ソーティス君の特色は罠仕込み系。あと適度に弱い。
序盤はいけ好かない人達の退屈な芝居が続くが、一人目の犠牲者が出て以降はあれよあれよと言う間に話
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.3

ファブリス・エブエ監督脚本主演のフレンチホラーコメデなのだが、正直あまり楽しめなかった。主人公夫婦にまったくついていけないし、といって夫婦が破滅するところが観たい、という作りにもなってないので観ている>>続きを読む

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

4.0

バイオハザードと冠する映画のすべてを観ているわけではないが、おそらく唯一のまともに原作ゲームを下敷きに作られた映画。
内容は1と2の合成物で、主に2(というよりRE:2)の要素で全体が構成されている。
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

色んな部分が未解決でモヤモヤ感があるオーストリア産ホラーだが私は楽しめた。
この手の(あの小道具の事ではないよ)のジュブナイル味のあるネタでここまで悲惨な展開を描いたのは、さすがA24といったとろこか
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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.0

見応えはある。ラストシーンも印象的。
トットちゃんが望もうと望むまいと大人に向かって成長していってしまう。
無邪気な少女期の最後を切り取った映画。

刺さった人には本当にせつない映画なんじゃないかな。
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.3

SF7人の侍+SWなわけだが残念ながら全然面白いと思わなかった。

以下ネタバレ抵触します。

もっとも退屈した理由は仲間集めコーナーにある。
マグニフィント7とかもそうだが、この手のプロットは下で述
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.9

いかにもNETFLIX映画という感じの一発ネタ低予算SF?映画。 全体として雰囲気は出ているし悪くなかった。が、主人公格のジュリアロバーツがとにかくうざい。
リアルなキャラかもしれないが、終始彼女に苛
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.2

リドスコ監督だけあって大作感のある圧巻の歴史スペクタクル映画。
雰囲気や美術、当時の風俗や食への描写はものすごく雰囲気たっぷりで没入感があり、本当にタイムスリップしたかのようでチープ感が一切ない。それ
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リグレッション(2015年製作の映画)

3.4

観ると疲れがどっと出るようなモヤモヤ犯罪捜査もの。これが実話ベースという破壊力よ。わたしたちは虚構の世界に生きている。

エマワトソンとイーサンホークが笑うくらい嵌まっている。両者ともこの役のために存
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