ドラマというより映画かな。ギリ映画かなというライン。誰が主人公かわからないかたちで、群像劇として構成されていたのがよかった。ポアロが出てこないのが好印象。雰囲気とかカメラの構図とかがすごくヌーヴェルヴ>>続きを読む
社会的恐怖に対する全体感を見せている作品のように思う。
風でハーフの女の子の写真がふわっと動いて、像のかたちがあやふやになる様子とか、電話帳を掛けるときに風が吹いて次のページに捲れそうなのを戻す描写と>>続きを読む
いいね。バカで。
戦争なんか馬鹿なもんだからこれでいい。
なんかもうすごい!
溝口すごい!ってなった。
溝口37歳の映画だそうです。
(脚本家の依田さんは26歳くらい)
おもちゃが悪い話を持ちかけるときに一回だけ映った暗闇の鴨川とか。
終盤の格子戸の外か>>続きを読む
性と神話のイメージ。耳が聞こえない少年は常に何かの中間の存在で、娘と親とのあいだに住んでいたり、人と自然の岩や木々や動物たちとのあいだで揺らいでいたりする。癇癪持ちは親子おなじで、草刈機が動かなくなっ>>続きを読む
不良ほど無垢な魂を持ち得るという描かれ方は万国共通ですね。
毒か何かを飲んだ男は一度死んで、ムシェットが聖歌を歌い物語は終ったのだと思う。その後は男がもし生きていたら…のif世界が描かれているのかも>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1/22
第一話視聴
見る側がどちらの味方でもない冷めた視点に立てるのがベルイマンの良さ。結婚10周年。
1/29 第二話
分かり合っているように見せているがそれは表面的で分かり合えない夫婦。友達夫>>続きを読む
元祖俺が撮って俺が演じるの人。バラの蕾は母と自分を繋ぐ無償の愛情で、そういうものを求めていたということか。
それなら子供を手放したところからが間違いだったのではないかと思う。友達も、恋人も、ケーンは誰>>続きを読む
第三者視点が当事者視点に切り替わる恐怖。なんてデザイン的な撮り方なんだろう、プロモーションビデオ見てるみたいだ。
とても集中力が必要な映画で、精巧にできた実験映像を見ているような気持ちになった。
この女と関わると、白服のシスターも神父も性世界に横滑りさせられてしまう。いわゆる「正しい」がなければ横滑りも無いわけで>>続きを読む
第三者視点から撮ることで感情移入させないようにしていると感じた。ジャック・タチのPlay Timeを見た印象と似ている。あと小津へとヒッチコックへのリスペクト。
酒とタバコが記号的に登場する。飲まな>>続きを読む
テレビゲームみたいにキレッキレの動きをかますジャッキー・チェン。足技男のシーンもすごい。火の海にお尻から倒れるアクションでうわぁーって声が出てしまった。
顔がやばい赤さになってるのって化粧かと思った>>続きを読む
1957年公開の映画。
心の内側の世界と外側の世界を行き来しながら人生を考える映画。
途中に出てきた3人の若者は天使のようだった。神がいるかいないかを殴り合いで解決する二人が不毛すぎて良い。それを見>>続きを読む
休暇を一人で過ごしたくないけれど、自分を理解してくれない人のなかで孤独を味わいたくない。理解してくれるひとを探したいのだけれど、理解を示そうとする人の手を拒んでしまう。
そもそも相手を受け入れる努力>>続きを読む
ANA機内で視聴。
歩み寄りができないサブカル系男女の出会いと別れ。ありがちな事情で別れるときの二人を見せられてもいい気がしないな。。「花束」なんて言うのは単におもいでの美化と思える。
二作目と三作目はもともと一つの作品だったって話は納得。綺麗に終わりました。ほんとによくできた落語みたいな話だなあ。
現実と心象風景が画面の中で混ざって区別がつかなくなる。本当にさまざまな監督に影響を与えていることがわかる映像表現だった。
頼みの綱のクラウディアに「それって愛がないだけじゃね?」みたいなこと言われる>>続きを読む
Part1と同じく、落語みたいによくできた映画だなーという印象。
Part1の邪魔をしない(むしろ助ける)Part2って面白い。逆の見方をすると、「1ありき」とか「1に頼りすぎ」とかになるけれど、そ>>続きを読む
すごかった。
主人公が死んでる状態から始まり、生きることと向き合う映画。
うさぎの玩具の動きを見ていてハッと気付く絵が素晴らしい。直後にハッピーバースデーが流れるわかりやすい演出があったが、そのこと>>続きを読む
火サスとしては見応えあり(ボストンって治安悪いのですね)。事件の見え方がそれぞれの立場から描かれていて良い。
デイヴは最終的に”消された”表現になっているのだから、はっきり殺すところを描かなくても…>>続きを読む
タイムトラベルものの元祖だし素敵だしオシャレだーーー!
こんなのいつの時代に見ても新しい。ものすごくよくできた落語みたいなエンターテイメント。謎の多幸感だし涙出てきた。
プルトニウムの説明とか、街の>>続きを読む
面白いかどうかは別として、こういうおしゃれな映画が60年代に既にあったということに驚き。常に少し引いた視点で街を見ていて、人間というより虫の世界を見ているみたい。ロイ・アンダーソンはもろに影響受けてそ>>続きを読む
映画というよりテレビドラマ的な評価。裏切りが楽しい話として。
(以前こういう知能犯が職場にいたんです。事件を起こしてはいつの間にか罪をなすりつけてくる恐怖…)
シスターフッド的な何かなのかな?と思わせておいて音がずっと不穏。ピンキーのようなべったりな女って実際にいるから笑えない。わたしってモテてるのよ!とか言いつつ実際は無視されている女も実際にいる。どちらに>>続きを読む
・危険と恐れられている島まで貝拾いにきてる女は一体なんなの。
・燃えながら死んでいった漁師の黒人と、Dr.ノオが義手のせいで金属掴めなくて助からないのかわいそう。
・スペクターのやろうとしてることがな>>続きを読む
戦争の狂気そのもの。前半が兵士学校の生活を描いたコメディで、後半がハードコアな戦争ドラマ。…と見せかけて本当は全部コメディなのかもしれない。
胸には平和を掲げておきながら、ヘルメットに殺しが表記される>>続きを読む
見たあとに重い気持ちになる(それだけ心を動かされたということ)。原作と脚本と監督と役者が奇跡のように噛み合った映画。こんな男は嫌だな、、
病になってから高峰秀子が無言で少し笑うのですが、その表情がこ>>続きを読む