BaronPotatoさんの映画レビュー・感想・評価

BaronPotato

BaronPotato

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.6

切り口が面白い!

ゾンビ目線のゾンビ映画自体が少なので、それだけでも目新しさを感じたし、単純にゾンビが人間に恋するコメディではなく、意外とコメディ色薄めのロミオとジュリエット状態の2人を描いたストー
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シド・バレット 独りぼっちの狂気(2023年製作の映画)

3.7

個人的には、合間に挟まれるイメージ映像(?)は不要だったかな。少年が扉の方へ向かったり、青年がプールに飛び込んだりする映像。

全体的にはとても面白かった。
やはり、芸術家気質で天才肌だと、自分の作り
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.8

146分ということで身構えたが、全く長く感じなかった。
家族関係に関する難しい問題が中心にあり、どの登場人物に感情移入するかで感じ方が全く異なってくる作品だった。

主人公のトラヴィスとその元妻はあま
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マーダー・ライド・ショー(2003年製作の映画)

3.6

なんだこれ、話は全く面白くないのに、なぜか魅力的。
ストーリーがあるようで結局よく分からないホラーチックなメタルバンドのPVに肉付けして、よりグロくしたような、内容はあって無いような感じで、雰囲気重視
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.5

マルセルの可愛さ、普通の家の中にある物の使い方の発想の面白さ、SNSでバズった時に起こり得ることのリアリティ、マルセルとおばあちゃんの家族愛。

ほのぼの笑えて、時々ちょっと泣けて、モキュメンタリーだ
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ピクニック(1936年製作の映画)

3.5

最初と後半の、作品の補助的に付けられた字幕は必ずちゃんと読まないと人間関係が分からなくなるので注意が必要。
最初、映画をつけてオープニングの間にバタバタしてたら、いきなり分からなくなって、最初に戻した
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.2

小さい頃に(恐らくあまり内容は理解せずに)アニメの『シティーハンター』を観ていて、冴羽獠がカッコ良くて好きだったのだが、決して鈴木亮平が好みなわけでもないのに、その印象をぶち壊されることは無かった。>>続きを読む

ベルベット・クイーン ユキヒョウを探して(2021年製作の映画)

3.7

映し出される景色がとにかく美しい。序盤の映像で、内容がどうであれ映像を見るだけでも価値のある作品だと確信した。
そして、内容も良かった。

ただひたすら景色や野生の動物の映像を垂れ流すのではなく、写真
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

面白かったのに疑問が残る、疑問が残るのに面白かった。惜しい気もするし、これで良い気もする。
低い点を付ける気にはならないから楽しめたんだろうけど、終わるなり、一緒に観ていた友人と一緒に不満点を色々並べ
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龍拳(1978年製作の映画)

3.1

コメディ要素無しの真面目なジャッキー。
ストーリー的には大したことないのだけれど、アクションはこれでもかと言うほど楽しめる。
ジャッキーのコメディ映画だと、アクションシーンでもコミカルな瞬間があったり
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劇場版ごん GON, THE LITTLE FOX(2019年製作の映画)

3.7

私は日本生まれ日本育ちの日本人だが、実は絵本の『ごんぎつね』を読んだことがない。
だから、ストーリーを知らなかったし、これが絵本に忠実なのか脚色しているのかも分からない。
だけど、この作品そのものは凄
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.4

期待通り、大画面で観て良かった映画。むしろ、大画面じゃないなら、もはや観なくて良い映画。
ストーリーとか正直どうでも良い!よくよく考えれば「ん?」となるところもあるだろうけど、よくよく考えない!
とに
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

2.2

ホラー…?
主人公にとっては悪夢のようだけど、映画としてはホラー…?

「遊園地で老人が罵られ、大変な目にあう」というあらすじは間違ってない。だけど、本当にそれだけ。作品として面白かったかと言われると
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依頼人(2011年製作の映画)

3.4

派手さは無く、弁護側と検察側の戦いをじっくり楽しむ感じの作品。
果たして被告人は白なのか黒なのか。序盤は謎が多過ぎて本当に白か黒かの予想がつかないし、裁判の様子を見ていても自分の中の意見が何度もひっく
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少年の君(2019年製作の映画)

2.8

伝えたいことは最初と最後にこれでもかという程しっかり主張されているので勿論分かるが、どうしても後半の展開がイジメ云々以前の話のような感じがしてしまって…確かにイジメがあったから、そうなったという因果関>>続きを読む

七月のクリスマス(1940年製作の映画)

3.8

オチは読めたものの、最初から最後までずっと笑えて面白かった。
主人公たちのお金の使い方は「おいおい」って感じなのに、なぜか素直に笑えて、なんなら妙に幸せな気分にまでなった。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0

全くの作り話じゃないだけに、実写やもっとリアルな作画のアニメだったら最後まで観てられなかったんじゃないかと思う。少しポリゴンっぽい3Dアニメだったから観ていられた。
だけど、なかなか知ることのできない
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ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇(2018年製作の映画)

4.2

ジャンポール・ゴルチエがデザインした衣装があれだけ見られるだけでも嬉しい1時間半だった!

独特の世界観のショーの練習風景や衣装合わせの様子はもちろん、その演目が何を表しているのか、その説明としてのジ
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

3.8

工具でアルファベットを表したオープニングの映像が面白くて、いきなり心を掴まれた。
衣装や部屋のインテリアもカラフルなのにゴテゴテし過ぎていなくてお洒落。まさにポスターと同じ色使い。部屋の細かい調度品も
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.5

なんともジワる作品だった。
ゲラゲラ笑えるタイプではないが、観ながら時々ニヤニヤしてしまうようなコメディ。そして何より、シェアハウスしているヴァンパイアたちに密着したドキュメンタリーというていで撮られ
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.7

私はプロレスファンだが、ファン歴が今年でちょうど20年と、年代的にフォン・エリック一家についてはあまり知らなかったため、この作品は衝撃の連続だった。
実話をもとにした作品でなければ、ある意味あまりに出
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ジョニー・イングリッシュ(2003年製作の映画)

3.2

最初から最後の最後まで、ずっとクスクス笑える。ちょっと食事中には向かない場面もあるけど、それ以外は、いつどんな気分の時に観ても無難に楽しめそう。

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

前作ではキアヌのアクションに感銘を受けたけれど、もうそれは観てしまったから、今回は特にそこに感動することもなく…そうなると、ハリウッドのよくあるアクション映画にしか感じられなくて、実際よりも長く感じて>>続きを読む

カンフースタントマン 龍虎武師(2021年製作の映画)

3.5

面白かった!
かつての香港映画のスタントマンたち、あまりに命懸けすぎてて、今後、昔の作品を観るとヒヤヒヤして内容が頭に入ってこないんじゃないかと思うほどだ。
ついつい、どうしてそこまでして映画を撮る?
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Guava Island(2019年製作の映画)

3.0

島の景色や人々の服がカラフルなのに、荒い色褪せたような映像なのが雰囲気が出ていて良かった。
作中でデニが歌う曲もどれも良いし、ダンスも軽快。

しかし、ストーリーはイマイチ。
伝えたい事は分かるが、話
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.5

個人的にはリリーの結婚には賛成できないけど(笑)、そんな個人的心情は事は置いといて、最初から最後まで楽しい映画だった。

ジョージ・クルーニーの間の抜けた演技が好き。ジュリア・ロバーツのキャラも、元旦
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ゲット スマート(2008年製作の映画)

3.2

期待以上でも以下でもない、ある意味安心感の塊のようなアメリカのアクションコメディだった。

カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

3.0

悪くはなかったけど、どうも物足りなかった。
有名人たちのインタビューやエピソードをもっとガッツリ真ん中に持ってくるか、逆にホテル側の従業員やサービスや歴史など、ホテルそのものの話を深く掘り下げるかして
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ターゲット(2010年製作の映画)

3.3

内容はドタバタコメディなのにテンションは高すぎなくて、テンポも良いので、疲れている時に観るのに丁度良かった。

コメディとしてちゃんと笑えるし、ある程度期待通りに話が進むので妙に安心感があるし、メイン
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still dark(2019年製作の映画)

4.0

すごく良かった。たった40分、ほぼお店の中の映像、まともな台詞のある出演者は3人だけというミニマムな中に、味がギュッと凝縮したような作品。

ケンタはチャラくてアホっぽいキャラかと思ったら、めちゃくち
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ピザ 死霊館へのデリバリー(2012年製作の映画)

3.7

最初のマイケルとアヌの恋愛シーンが長くて、本当にホラーなのか?と疑いながら観ていたら、しばらくしてやっとホラー要素が。
ホラー演出は古典的だが、恐ろしい経験をした後のマイケルと、マイケルに協力する周り
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.1

もっと緊迫した作品かと思ったら、前半は完全にコメディ。登場人物たちが大変な状況に陥ってもなお、BGMが楽しげ。
緊張感やサバイバルシーンを期待してただけに拍子抜け。
それなりに面白かったけど、大してハ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.6

ロボットやクローンが出てくるSFとは思えないほど、いかにも近未来的な演出が少なく、淡々として静かな雰囲気。
冒頭のファミリーダンスバトルのシーンすら、色遣いのせいか妙に落ち着いて見えた。

映像や音楽
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映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

3.4

原作もドラマも全く知らないまま観たが、そんな人にも人間関係や主人公の状況が分かりやすい、親切な作りだった。(ドラマを観ていた人には、それを解説するシーンが無駄な時間に思えたのかなぁ?)

ツッコミどこ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

とても好きだが、終わった後イヤ〜な気分が暫く付きまとうので、もう一度観ようという気にはならなさそう。でも、好き。

全編通して不条理で、全てのシーンが不快か不穏か異常。こんなの3時間近く見せられたら、
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.7

小さい頃は純粋に仲良く遊んでいたのに、成長するにつれ、相手に嫉妬したり、相手に対して格好つけようとして嘘や隠し事をしたりするせいで、お互いにすれ違い、憎しみあう。それなのに、その人との友情を諦めきれず>>続きを読む