yumさんの映画レビュー・感想・評価

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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.5

なんだか話がゆっくりだなあ!と思いながら終盤の作戦会議あたりでうとうとしていて、目が覚めたら突然ヴィラン化しててびっくりしました。

ウィリアムHメイシーがプロキシマスに教えてるのが古代ローマ史ってい
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.8

ヒェー面白かった。ミアゴスから目が離せない。眉のところの骨格がとてもいい。怖くて。

父親と近しい路線で独自性確立しちゃったの本当にすごいと思う。くせになる不快感。

Infinity poolってな
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.9

タカハシのしょうもなさ浅はかさに共感してちょっと泣いちゃった。
音楽ありきの映画ってなんか惜しい作品が多い気がしてたけど、ちゃんと良かった。

正欲(2023年製作の映画)

3.7

つい使っちゃう普通っていう言葉の鈍感さ。

テーマは良かったのに人物演出がややステレオタイプ的で、矛盾を感じてざわざわしてしまった。
原作ではまた違うのかもしれませんが。

ガッキーの神経質そうな唇の
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

今年のチューリッヒのGINMAKU映画祭でラインナップされていて、現地人におすすめを聞かれたので観てみた。
辻褄?と思う部分もないことはないけれど繰り返しの中弛みもなくとんちが効いたつくりで楽しかった
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朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)

3.5

疲れてる時に観るといいと思う。
親って意外とあのくらいの距離感で優しい時あるよなぁとしみじみしました。
少しアレっと思ったのは、若い女子ってあんなに薄い会話でケラケラ笑ったりしないよね。
俳優さん監督
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.6

フェミニズム視点を中心に据えつつも少し前の軽ーいコメディ版オゾン。

高尚な役のイザベルユペールも好きだけどこういうのも最高に良い。素晴らしい。

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.6

彼の人生に起きたことが悲劇の連続だし、現パートナーにもこてんぱんにされてて悲しくなるけれど、優しい娘ちゃんがいて良かったねぇ…とギリギリほっとするとともに、日本の(に限った事ではないと思うものの)ルッ>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.7

予習いらないだろと思って過去作未鑑賞にて。全く問題なしでした。
ヤクザなのに銃使わないとか、突っ込みどころはあるもののそれを気にさせない程のマドンソクの拳の説得力よ。
さしたる危機も迎えず、悪者をボカ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

心理描写多めだからか、クレイジーな主人公に同調させられる感じが少し恐ろしくもあり、トリニティ実験のシーンは変わってしまった後の世界を知っているからこそ緊張でピリピリした。

ともあれ超大作映画で、こう
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.6

ケイレブは常々もっと売れてくれよと思っているんだけど、このくらいの規模感が好きなんだろうか。
YouTubeで天才わんちゃん達の動画を見てるとあり得なくもないような気もしなくもない。
アニマルセラピー
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.7

ストーリー自体は特別目新しくないけれど構成がすごく良かった。BGM的に横目で見るつもりがしっかり観てしまった。
キャラクターたちの腑に落ちなさはやや気になったけれど、序盤の視点の違いによる緊張感なんか
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

IMAX GT。原作を読んでいないのでレアセドゥは何?みたいな所もあるし、なんなら面白いのかもよくわからないんだけど、それらを薙ぎ倒す圧倒的画面力、映像の波に呑まれる体験にはちょっと言葉を失いました。>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.6

殺人鬼vs子どもの設定は面白かったし、じっとりとした沖縄も良い。

ただ、やる事が多いからか?夏月の描き方だとか、妙にセクシーな江口洋介とか、動機や殺人の計画がやたらユルいとか、脚本やディティールに無
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

好みでした。冒頭からヒリヒリした空気が素晴らしかった。同じ状況なんて経験してないけどすっごいわかるんだよな…。

いじけた夫にもやくざな検察官にも腹が立つけれど、聖人かつ周囲にも恵まれて…でいない限り
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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男(2019年製作の映画)

3.8

トーマスマッカーシーのスポットライトのような味わいのお仕事もの。
マークラファロは製作に入ってるんですね。

とんでもない事件のようだけど、九州のカネミ油症の事件を思い出して恐ろしくなった。

そして
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

なんてこった、大変な話だ。

衝撃的シーンは言わずもがな。けれど映像も音楽も良かったし映画の中のカラオケのシーンて最高。
スター俳優たちが出演しているのに、ほとんどバリーキオガンの1人舞台でした。
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.7

実父の下品さはなかなかの物だけど、だからといって悪ではないんだよなぁという。

少女の成長のお話と見せかけてショーン叔父さんの成長話でもあったり、実両親の側のストーリーまでも想像させるような優しい目線
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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.4

OPIのネイルに大きすぎるサボテン。素晴らしい音楽と、寿司屋ギャグ。徹底したモダニズム。イスラム教に改宗した犬。

くそみたいなネオナチ野郎もいれば、ただそこにいる他者を助ける人々もいる。

人生やり
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.6

アメリカンホラーストーリーやラチェッドを全部観ていたことも手伝って、サラポールソンが出てくるだけでもう怖くて怖くて素晴らしいキャスティングだった。

クロエのアイデア力やら適応力がちょっと飛び抜けてい
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ザ・ヒューマンズ(2021年製作の映画)

3.5

舞台劇のように限定された空間を行ったりきたり。
終始ギシギシ鳴る床にひたひたと不快さを感じるし、終盤に向かってたたみかける不安の煽り方はほぼホラーな建物演出の上手さ。

一つ一つは多くの人が経験するレ
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.7

ディザスタームービーにサスペンスをひとさじ。ほどよいジャンル映画かと思いきや意外なくらい面白かった。

徹底的な悪人を置かず、わりと頑張り屋な普通の人たちが集団心理や肩書きによって狂わされていく様子が
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インシディアス 赤い扉(2023年製作の映画)

3.6

考えたことなかったけど、そりゃ幼少期にあんな体験したらトラウマになるじゃんね。っていうよくあるホラー設定のその後を描いているのが面白い。

インシディアスシリーズはどうしてもエリーズの存在が大きすぎる
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Valimo(2007年製作の映画)

3.7

おじさんの制服の掛け方ひとつにも潜むユーモラス。好きだな。
これ観た後に工場の出口を観た。

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.7

カマラがすごくいい。かわいい。好感しかないキャラクター。
相変わらず配信作品の視聴が必須なのはどうなんだとは思いつつ、Ms.マーベルが面白かったのでまあ良し。

スクラル人がどうなったのか、パクソジュ
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ズーム/見えない参加者(2020年製作の映画)

3.4

バーチャル背景の演出は良かった!
意外とちゃんと怖かったし、コロナ自粛中に観たかったな。

テディの彼女や同居人の彼氏は気の毒。

エンドロール代わりのスタッフ達の演出は蛇足という感じでやや冷めてしま
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ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.6

ほぼジョン・ウィックな、設定ガバガバのマッツミケルセン好きのためのアイドル映画。
丁度いいB級作品という感じで好き。

職場の先輩がマッツをデスストランディングとポーラーのみで認識していたのちょっと面
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.6

話の推進力がすごいのでなんだなんだ、と最後まで観てしまった。
ツッコミどころはあるものの現代社会の不具合が直球に語られていてぞわぞわする。終末映画としてはDon't look upの方が全然好みだしK
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.8

うわーどうして今まで観てこなかったんだろうカウリスマキ…最高でした。

年末年始に観るのにしっくりと素晴らしい。プッと笑えるトーンの中に差し込まれる北欧のアルコール依存問題とウクライナ戦争のニュース。
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.8

A24は配給だけ。スーパーオールドスクールな題材をこれだけフレッシュに見せる筋書きやセンスが凄かった。
シンプルで、どことなくアジアンホラー風味で、最近流行ってるアクの強いホラー作品もエクソシストが助
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.8

1作目と変わらずなテンションで面白くて走りに行きたくなる。劇場で観た後にまんまとNIKEのウェア買いました。
テッサの歌もいいし、やっぱり繰り返し観ちゃうのは1作目と2作目かな。

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

一瞬、まさか前作と同じ展開か?と思わせておいて、ひねりの効かせ方に驚いた。
エスターの身体能力の高さはチートすぎるし、たぶんファーストキルじゃないよね!という突っ込みも含めて楽しい。

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.7

ママの毒と事なかれ主義のパパ、姉に嫉妬する弟、12歳にして建前多めの歪んだ主人公。次々に見えてくる登場人物の心の闇、暗喩の多い展開と、よくできた家族ホラーでした。

鳥をティンヤのイマジナリーフレンド
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.7

ローマ教皇のドキュメンタリーからはしご鑑賞。
やはりジェームズワンに比べると構図やギミックに感動するシーンは少ないけれど、シンプルな脚本でほんのり謎解き展開もあったりして、終始楽しい映画でした。
終盤
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旅するローマ教皇(2022年製作の映画)

3.3

ローマ環状線〜が家でだらだら観るのにちょうど良くて好きだったので観てみたものの。
これも劇場でまじまじと鑑賞するタイプの編集じゃなかったような。
ワイズマンの5時間のほうが短く感じた。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.7

正直言って前作観たかどうか覚えてないし、Part2の頃には今回の内容も忘れてるんだろうけど、日常の疲れがすっきり取れました。
ありがとう!

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