YukiIrikuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)

3.9

反ナチ映画なんだけど、ルビッチを強烈に感じさせる流石の仕上がり。冒頭のニュースリールっぽい始まりからの舞台稽古、癖の強い脇役たち、トューラ夫妻と若い飛行機乗りの三角関係、毎回To be or not >>続きを読む

ランジュ氏の犯罪(1936年製作の映画)

3.5

ランジュはなぜ人殺しを犯したのか。バタラの人たらし感と人々のわちゃわちゃ感。出てくる女の子皆可愛い。

陽炎座(1981年製作の映画)

3.5

女の情念に振り回される松田優作。めっちゃスタイルいい。

ナイアガラ(1953年製作の映画)

3.3

ベッドの上でも真っ赤な唇のマリリンの色気よ。

ファミリー・プロット(1976年製作の映画)

3.3

インチキ霊媒師とタクシー運転手のカップルvs宝石泥棒夫婦。ヒッチコックの遺作はなかなかコミカル。

フレンジー(1972年製作の映画)

3.8

連続ネクタイ絞殺事件の犯人に間違えられてしまった男。真犯人が絶妙に気持ち悪い。フランス料理を馬鹿にしつつ、不味そうなイギリス料理食べてるところがウケる。

アメリカの影(1959年製作の映画)

3.8

ストリートで撮ったようなライブ感が心地よいジョン・カサヴェテスのデビュー作。ジャズの入れ方が洒落てる。

トパーズ(1969年製作の映画)

3.3

ヒッチコックも冷戦を背景にした作品を撮っていたんだなぁ。フランスのスパイがアメリカのためにキューバ政府の情報収集を試みる。キューバに行っても、フランスに行っても皆が英語話してるのはお愛嬌。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.8

アライグマ、ロケットの過去に迫る3作目。ガーディアンズはマーベルだけど、過度に他の作品とくっつかないのがいい。恋愛はタイミング大事よね。

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

3.3

ジャック・タチのコメディ。マイペースな伯父さんが資本主義に染まった人々の中で引き起こす様々なトラブル。ルンバみたいな自動掃除機が印象に残っている。

しとやかな獣(1962年製作の映画)

3.8

舞台になりそうな密室劇。団地の一部屋にやって来ては去っていく人々。なんだか憎めない一家。逞しい若尾文子。色々キャラが濃い。

ガールフレンド(1978年製作の映画)

3.5

クルクル天パの主人公がキュート。親友が結婚して離れていってしまう寂しさなんか分かるなぁ。でも結局2人にしか分かりあえないものがある。

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.3

俳優陣はよいのだが、なんか日本映画のよくないところが色々出てしまっている感じ。そこまで未来が見えているなら、なぜ戦争に走る前に止められなかったのかね。

引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

3.4

ポール・ニューマン、ジュリー・アンドリュース×ヒッチコック。東ドイツでスパイ活動をする男と、何も知らず彼を追ってきてしまった女の逃避行。バスのシーンが面白かった。

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

ほっこりする幽霊もの。この世に未練があるから成仏出来ない幽霊たちは何を考えているのか。徐々に自分がなぜこの世に残っているのか、誰を/何を待っているのか忘れて行ってしまうのが悲しい。あの紙切れには何が書>>続きを読む

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.6

家に縛られていた男の旅立ち。もともとは自分たちの家だったのに、町の開発でスラムに追いやられていくなんて虚しい。

アラサー女子の恋愛事情(2014年製作の映画)

3.7

キーラとクロエの組合わせが最高すぎる。どちらも大好きな女優。大人になりきれてないキーラ演じるメーガンと、妙に大人びてるクロエ演じるアニカの凸凹コンビが可愛い。婚約者は可哀想だけど、メーガンみたいな娘と>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.3

虚構の町で夢と現実の区別がつかなくなる男の話。アンドリュー・ガーフィールドが適度に気持ち悪くて◎

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.3

歩いて近づいて来る怖さ。セックスして人に移すしかないって辛いな。

アリスの恋(1974年製作の映画)

3.5

スコセッシ版ダグラス・サークのファミリーメロドラマという感じ。ジョディ・フォスターが可愛い。

ラバーズ・アゲイン(2017年製作の映画)

3.5

まあ人間だから仕方ない笑息子が思っているほど両親は大人でもなんでもない。というか、なんでお互いの不倫相手めっちゃメンヘラっぽいんだ。夫の前に現れる男と妻を威嚇する女はヤバいって。

X エックス(2022年製作の映画)

3.4

いつまでも女でいたい老婆と心臓に疾患を抱えもう彼女を抱けない夫。そこにポルノ映画を撮影するため若いピチピチのギャルたちと若い男たちがやってきて...結構なスプラッターだった。女の子たちが皆エロくて可愛>>続きを読む

セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.5

心肺蘇生中に患者を死なせてしまったモードは、神に救いを見いだすが...モードが祈りながらも神に対して結構恨み節言っちゃってるのが笑える。こういう映画見ると、キリスト教って不思議な宗教だなぁと。

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

家族全員が呪われたことで、トマシンはある意味自由になれたような気もする。アニャ・テイラー=ジョイが最近のスタイリッシュな美女でなく、まだ少女感が強くて顔がふっくらしてるのが可愛い。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

じとーっとした重さ、暗さが全編を支配している感じ。ラストぐるぐる回りながら銃打つのちょっと笑ってしまった。

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.6

え、三角関係!?もはや私にとっての寅さん的な毎年の風物詩になりつつある。ドラマはもう観てないけど、映画冒頭の説明がめっちゃ親切なので映画だけでもついていける。

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.3

1日に数秒だけ自分の見ているものを記録できるとしたら、ロボットは何を切り取るのか...『Her』のようなユートピア的な近未来が舞台。中国人の養子を取った夫婦と彼女の兄として買われたロボット。彼が壊れて>>続きを読む

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.3

ディック・ロングって名前よ笑確かに何でリチャードはディックになっちゃうんだろう。人間誰でも人に知られたくないことはあるよね...ジークとアールは変態的な趣味を共有できていたからまだ幸せかと。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.3

妹役の子観たことあるなぁと思っていたら『ボーンズ・アンド・オール』の子だ!色彩が美しい音楽映画。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

ジョナ・ヒルってこういう作品撮るんだ。コメディアンのイメージが強いから意外。
少年がスケボーに魅了されて、そのコミュニティに必死に入っていって、舐められないように頑張って...主人公を演じているサニー
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BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

3.6

開始30分で起こるピート・デイヴィッドソンの死亡事件をきっかけに吹き荒れる仲間同士の疑心暗鬼。仲良くないならつるむなよーとも思うが。

ラストの落ちは笑った。

Zolaゾラ(2021年製作の映画)

3.2

知らない人に付いて行ってはいけません。ライリー・キーオがぶっとんでて◎

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.0

原作は10年ほど前にオフ・ブロードウェイで上演された劇らしい。本作でのブレンダン・フレイザーの華々しい復活が至るところで言及されていたけど、他の俳優陣の演技も素晴らしかった。セイディー・シンクは『スト>>続きを読む

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.2

A24製作の結局人間が一番怖い系ホラー。感染症が蔓延した世界で自身を隔離して過ごす家族。そこにある日他の家族が移り住んできて...こんな中で生き残っても辛い。結局誰が扉を開けたのか分からないのが不気味>>続きを読む