いしころぼうしさんの映画レビュー・感想・評価

いしころぼうし

いしころぼうし

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.2

「君のためなら世界が終わっても。。」みたいなセカイ系の映画はそこまで得意では無いんだけど、世界の不安をここまで壮大に描きながら、メインの2人はとことん目の前の青春に全力で生きていて、世界の行く末には直>>続きを読む

名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

3.7

設定だけでワクワクするし、メッセージ性も割と強くて幼心に印象的だったけど、改めて見直すとコナンの皮を被った別の作品のような気もする。

人工知能が自殺して終わるって中々のラスト笑

名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年製作の映画)

3.8

ダイハードのような蘭の命懸けのアクションを軽々と超えていくコナンに笑ってしまった。流石すぎ🚗

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

4.0

芸術家vsロマンチック乙女!今と比べると凄くシンプルだけどよかった。

自分の美学を貫く芸術家の思惑を全くフィールドの違う蘭が別の角度から解決しちゃうのが好き。

名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.7

トランプの順番で殺されていくってワクワクしたし、サスペンスメインで面白かったけど、途中からやや失速したかも。
今回はテーマ的にもお父さんには寝ないでいて欲しかった笑

犯人の声が犯人すぎる🃏

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

今まで何となく感じていた西嶋さんの現実味のなさが、この映画にすごくピッタリだった。

言葉が通じているからといって分かり合えているわけではないし、通じるからこその孤独もあるなと思う。それでも分かり合い
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名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年製作の映画)

4.0

めちゃめちゃおもろ!
子供とGWに観る映画として最高のワクワク体験だと思う。

この頃のキッドとコナンの関係の方がオシャレで好きだな。

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.9

この頃の絵柄好きだな〜。

散りばめられた伏線も綺麗に回収されるし、記憶思い出すところとかウマ!ってなる。

急に閑散とした遊園地で好き勝手やってて笑ったけど、これがコナンの醍醐味🎡

絶対今殺せただ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.5

人を好きになるには何かしらのきっかけに頼らざるおえなくて、でもそれは凄く脆くて突然の災害のように簡単に揺らいで壊れてしまうけど、それでもそこから始まることもあると勝手な希望を感じれた。
何をもって好き
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.4

王道にいいお話だし、映像も綺麗だし、役者も素晴らしいけど「死」を核に感動とか愛を伝えるタイプの映画が個人的に得意じゃないから若干しらけてしまった。。

感動ポイントをしっかりと作ってくれる分、自分には
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.5

何となく初期の映画の方が好きなんだよなーと思ってたんだけど、最近のコナンの映画はGWのお祭りなんだ!と楽しみ方を掴めた気がした。(そこまで全てを観ているわけじゃないんだけど)

初心者からするとみんな
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

冒頭の長さからエンタメ系の映画じゃないなと覚悟を決めて見始めだけど、思っていたよりも実験的(挑戦的)な映画だった。
とにかく抜群の緊張感。おもしろい。

急に音楽が切れたり、遠くの銃声だったり、常にど
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MEMORIES(1995年製作の映画)

4.2

改めて見るとどれもそれぞれ面白いな〜。
タイトルもカッコいい。

「彼女の想いで」
若干ホラーなドキドキ感、騙し絵のような映像と記憶のマッチが今敏色が強くて最高。オペラなのも神秘的で儚くて好き。
ボロ
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父を探して(2013年製作の映画)

4.5

説明的な情報は一切なく、ひたすら豊かな画面と、どこか寂しげな音楽で、父を探しながら世界を知っていく楽しさと残酷さを感じ取ることのできる傑作アニメーション!
子供のキャラクターがとにかく愛らしくて純粋な
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.3

友達でも恋人でも親子でも、過ごさなかった時間にそれぞれの時代の自分がいて、そのどれもが自分であるけれど、同じ人間でない感覚を再認識させてくれる映画だった。ノラを軸に過去と今の相手がそれぞれに踏み込めな>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

自分たちの住む世界の頭上に理由のわからない未知なる不安があるっていう、めちゃくちゃメタファーたっぷりの設定とそこで暮らす思春期の学生という刺さる人にはたまらない世界観。笑
何か大きな不安も長く続けば日
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

自分達の世界を壊すことになるかもしれないほどの発明でも、進むことしかできい科学と人間のやるせない現実を感じつつも、歴史に名を刻むほどの発明を成功させた瞬間の恐怖と高揚が入り混じったような実験の場面は圧>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

3.9

週刊少年漫画のように、面白そうな設定とか用語をバンバン出して、多少の辻褄が合わなくても勢いで観れる面白さがある一方で、ラストのコマのシーンとか何となく深い感じを出してくるのがうますぎる笑

テレビ画面
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.2

みんなそれぞれに余裕がなくて精一杯に生きてる青春感。
寝かせてみて分かる感情があるよ。

ちょっとモノローグがくどいけど、俺も今日からお風呂で寝る人が好きです。

交換ウソ日記(2023年製作の映画)

3.2

告白の手紙の「好き」に「!」これつけるの凄いなと思って見始めたらコイツならつけるかもって納得してしまった。

交換日記を別の人としてたって割とホラーな要素をここまで甘い感じに持っていけるのって凄いかも
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セッション(2014年製作の映画)

4.8

全く健全じゃないし、全然正しくないかもしれないけど、勝手な2人の世界から生み出される熱とパワーが凄まじくて、ラストは気圧されて謎の感動が湧いてくる。

狂気的に何かを信じてる人達の暴走って魅力的。

Here(2023年製作の映画)

3.8

不意に見たゴーストトロピックが凄く良かったから間髪入れずにこっちも見たら、何でか世界観に入れずぼーっと見終わってしまった。

ただ、バスの中で肩か肘がぶつかって謝るくだりのシーンがすごく良くて、そこだ
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.8

日常の小さなズレから起こる冒険がちょっとした非日常を生み、そこから僅かに映される彼女の人生を覗き見てる感覚を味わえて、静かで凄くシンプルなんだけどとても良かった。

夜の街で出会う人々との距離感も絶妙
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

真実なんて曖昧なものではなく、証明できる事実を着実に拾い上げて勝っていくしかないのリアルだしシビアだし。。でも負けたくないならどれだけ虚しくても勝つしかない。

観終わった後どっと疲れた。。

犬がい
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.2

捻くれた性格だからストレートな愛の物語が得意な方ではないけれど、物言わぬ静かな演出に思わずグッときてしまうくらいいい映画だった。

それぞれの微妙な気遣いとか、関係性の変化がいちいち上手くて、牛舎の掃
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.7

ヤクザとの限定的な交わりから生まれた奇妙な絆が、一瞬にして過ぎ去る少年時代の儚さ、危うさともマッチして不思議なバディ映画だった。
コンプライアンスギリギリの設定にある程度のリアリティを保ちながらも、ち
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

4.5

自分の価値観が絶対の似たもの親子がお互いの世界に一歩近づくいていく、まさにタイトル通りの映画で凄く好きだった。

自分のフィールドを語ることでしか他者とコミュニケーションが取れないところや、無意識の圧
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

何度も映し出される木漏れ日のように、光が当たる日もあれば、影ができる日もあり、毎日のルーティンのような生活の中で様々な人との掛け合いが少しずつの違いを生み、その時々で自分の人生に対する肯定感が違う様を>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

3.7

他人の恋愛話を聞いてる時の、なんでそんなややこしいことに。。って気持ちと、くだらないけど青春してんなって気持ちになる。
ゆったりとしたテンポで135分あるのがちょっとあわなかったけど、夢のような色味な
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四月物語(1998年製作の映画)

4.2

何か新しいことが始まるあの高揚感と思い描いていたほどキラキラはしていないんだけど、まだ馴染まない生活の非日常感を味わえて何だかとても眩しい。。
浮遊感を感じたくて、たまに観たくなる作品。
雨のシーンも
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

最後の余韻の深さというか、幸せか不幸かは誰にもわからないけど、誰もが終わったあと冒頭のシーンを思い浮かべるだろうし、そこに各々の感情を乗せられる余白が素晴らしいなと思った。

途中から牛乳の交渉くらい
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

まだ世界のルールが何も入っていないベラの偏見のない目で見るこの世のタブーに、時に失敗しながらもガツガツ突き進んでいく気持ちよさがあり、快楽も苦痛も自分の体で起こることは自分で決めたいと強く思える映画だ>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

学校が世界だったあの頃の独特な空気感が一瞬にして戻ってくるような映画だった。
甘酸っぱいだけが青春じゃなかった。。

「桐島」というある意味、神の不在がその影響下にある生徒達の葛藤をとても冷たく、確実
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.8

他人の痛みを理解する難しさ。
時に傷つけ合いながらも、少し前に進めた感じが良かった。
小野君の正論ゆえの無意識の残酷さが、最後には主人公の背中を押す流れになっていたのが好きなポイントだった。
ちょっと
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