公開当時、スピルバーグ監督の作品でありながら、大きな話題にならず、あっという間に公開が終わってしまった。確かにこれは、スピルバーグお得の子供の主人公なのにピリっとしない出来。
巨人役を演じたマーク・>>続きを読む
見所はこれが遺作のなったオードリー・ヘップバーンだろう。
金色の小麦畑の中を歩くシーンはうっとりするほどに素晴らしい。齢を重ねてもオードリーヘップバーンは、まさしく天使だと思わざる得ない。まあ天使の役>>続きを読む
監督の前作『ゴジラVSコング』が強烈につまらなかったので、劇場で鑑賞するつもりはなかったのだけど、世界の興行収入が絶好調という評判を聞き、思いがけず観に行くことにした。念のためIMAXで。もちろんグラ>>続きを読む
蓮實重彦御大が、朝日新聞に寄稿した批評で「絶対見る価値のある稀有な作品、劇場で各自その目で確かめられることを強く要請しておきたい」と書かれていたので、蓮實センセイがおっしゃるならば、見に行かねば思い、>>続きを読む
コレをみればクリストファー・ノーラン監督作をコンプリートするので、DVDを購入して鑑賞。
いまや「巨匠」となったクリストファー・ノーラン作品なのに、BDはリリースされてない。
クリストファー・ノーラン>>続きを読む
インディージョーンズ・シリーズ、で唯一劇場で観ていない『レイダース/ 失われたアーク《聖櫃》』が午前十時の映画館でリバイバル上映されていたので鑑賞。以降のシリーズ作は全て公開当時に劇場で観ている。>>続きを読む
クリストファー・ノーランの処女作。個人的にクリストファー・ノーランが好きかと言われると「そうでもない」のだけど、気づいたらこの『フォロウイング』と『インソムニア』以外はみていることに気づいた。DVD買>>続きを読む
予告編をみて『レスラー』に通じる、プロレスの影の部分を描いているような雰囲気を感じたので鑑賞。予告編で思っていた印象通りに、重くてシリアス。フィクションだったら、そんな都合よく不幸が起こるわけないだろ>>続きを読む
原爆開発に関するエピソードは、いくつかの欠落はあったけど、IMAXの映像もあって満足度は高い。フルサイズのIMAXで描写するカットに意味があるので、やはりこれはフルサイズのIMAXで鑑賞するべき作品だ>>続きを読む
『ARGYLLE/アーガイル』が『ロング・キス・グッドナイト』とのオマージュと知って見返してみた。主人公がキッチンで何気に包丁を投げナイフのように壁にブッ刺すシーンだけは憶えていたのだが、オイラこの映>>続きを読む
まだ前章なので評価は定まらないけども、ひょっとしてひょっとしたら、これは凄い傑作なんじゃないだろうか。突然東京上空に現れた巨大宇宙船の下で、ほのぼのと進行する日常系アニメかと思っていたら全然違った。日>>続きを読む
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予告編をみて面白そうだったので鑑賞。
金子修介監督作って久々にみたなぁ。『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』以来だった。すげー久しぶりだ。
で、意外に面白かった。掘り出しモノ。
タイトルが>>続きを読む
漫画原作も未読、アニメも未視聴、単に目的の映画(DUNEパート2)までの待ち時間潰しでみた。あらびっくり、すげー良くできているじゃん!ぶっちゃけDUNEパート2よりこっちのほうが面白いよ(個人の感想で>>続きを読む
IMAXフォーマットを存分に活かした映像は完璧といっていい出来映えだし、体を震わす重低音の音響も凄い。絶対にフルサイズのIMAXで見るべき映画。原作と比較して一部違うところはあるものの、原作である『デ>>続きを読む
久々にリュック・ベッソン監督作見たなと思ったら、そんなことはなくて『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は劇場で観ていた。
冒頭カットだけリュック・ベッソンぽい(『LEON』『ニキータ』の舐めるようなカ>>続きを読む
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予告編の内容を期待していくと、いい意味でも悪い意味でも面喰らう。
冒頭30分くらいはマシュー・ボーンらしい、切れ味ある、ダンスのようなアクションがとても楽しいのだが、ストーリーが大きく展開し始めてから>>続きを読む
おしゃれ&スタイリッシュアクションを作風としていたガイ・リッチーらしくない、骨太の戦争アクション。無敵のヒーローがバッタバッタと雑魚キャラをなぎ倒すアクションではなく、実際の戦場をモチーフとしているの>>続きを読む
タイカ・ワイティティらしい、ハートフルコメディ。
スポーツ物の体裁をとっているけれども、人情コメディに近い。日本だと寅さん系。
実話ベースというのもあってか、これまでの作風に比べると、はっちゃけ度は抑>>続きを読む
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こんな狂っている映画を商業映画として撮らせてもらえることが何よりも凄い。
しかも3時間という長尺のままこれを公開してしまうプロデューサーの胆力に驚嘆する。
そしてこんな意味不明のシーンを、意味不明なり>>続きを読む
村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の作中で、ジョン・フォード作品を推してきたりとか、蓮實 重彦の『ジョン・フォード論』とか、自分の視界の中で何気にジョン・フォードがちらちらするので>>続きを読む
『バービー』と同じ、今風フェミニズム映画ではあるが、『バービー』が陽に対して、こちらは陰。絵面からファンタジックな寓話的物語を想像するが、セックスと娼婦を全力で肯定し、男性上位的な思想を悉く粉砕して突>>続きを読む
シリーズ3作は劇場で観たし、シルベスター・スタローンに対するお布施とこれまでの映画界への貢献に対するねぎらいだと思って鑑賞。
キャストのスケールダウン感が否めないし、予告編もショボイし、ラジー賞にノミ>>続きを読む
劇場がリピーターと思わしき女性で溢れかえっていた。男女比が男2女8くらいの割合。どゆこと?この作品のどこに女性の食いつきポイントがあるのか。さっぱりワカラン…。
前半戦は「犬神家の一族?」みたいな和製>>続きを読む
週刊文春CINEMA2023冬号掲載、福満しげゆき作の2P漫画『北野武映画と僕』をみたら、俄然『3-4x10月 』を観たくなったのでBlu-rayを購入する。
1990年の劇場公開時に劇場で観たきり一>>続きを読む
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巷では「コントじゃねーか」との批判がありますが、初期からのキタノ映画ファンとしては、「キタノ映画ってのはコントなんだよ!バカヤロー!」という感じで。むしろ初期のキタノ映画ぽさが復活した感じで楽しかった>>続きを読む
こういうバカ映画がきちんと撮れてヒットする土壌が日本映画にもできてきたことが喜ばしい。
今回もさいたま市民にしかわからない与野ネタを執拗にぶっ込んできて笑った。
登場キャラクターと演者の出身地をできる>>続きを読む
杉咲花の演技が思った以上に凄い。映画の全編を通して杉咲花の演技だけで間を持たせている感じ。台詞を最小限にしたことによって、その演技がより際立っている。
単なるかわい子ちゃん女優かと思って侮っていました>>続きを読む
リドリー・スコットが、ナポレオンを題材にするっていったら、そりゃ観るに決まっているでしょ。期待満々で鑑賞したけど、どうもこれは具合が悪いなと。そう思っていたのは自分だけではなく、世界的にも評判が悪いら>>続きを読む
松本清張の原作を読んだので、20年だったか30年ぶりに映画の『砂の器』を再見する。またどこかで再見するに違いないのでBlu-rayを購入した。
原作を読んでから映画をみると、橋本忍の脚本が巧すぎて巧す>>続きを読む
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素晴らしい!今年のベスト1決定です。
山崎貴やればできるじゃないか!なぜこれまで本気を出さなかったのか!
至近距離からの高雄の主砲攻撃、沈みゆく高雄がゼロ距離で主砲をぶっ放し、ゴジラの熱光線で高雄>>続きを読む
3時間半という長尺の割には退屈するシーンはなく、最後まで飽くことなくみてられる。しかし、見せ場がないので淡々とした印象。当初の脚本はFBI捜査官視点だったそうだが、ディカプリオの要望でアーネストに変更>>続きを読む
プロダクションデザイン(メカデザイン/美術/背景)は素晴らしい。
ただ日本語フォント選びのセンスがない。そこは勘亭流フォントじゃない!極太明朝だ!
日本語フォントの判断はやはり日本人じゃないとダメなの>>続きを読む
『第9地区』のニール・ブロムカンプが、なぜにタイアップCM映画なんか撮るんだろう?
エイリアンの続編がポシャって、お金のために監督したのかな、などと思わないでもなく、正直なところ全く期待してなかったの>>続きを読む
もういい加減、ウェス・アンダーソンを評価し過ぎるのやめようぜー。
絵作りは完璧で目を見張るものがあるが、「分かる人に分かればいい」的な意識高い芸術大学生ぽさが鼻につく。見終わった瞬間にどんなストーリー>>続きを読む