yozakiさんの映画レビュー・感想・評価

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オデッセイ(2015年製作の映画)

3.0

ラストに本作で言いたかったことを全て解説してくれる。
本作単体だと主人公が問題を解決していくプロセスの面白みを感じないので、原作を読め。

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

2.0

猿vs人になった猿、人vs人になろうとした機械、という生存競争の裏にはモノリスが関わってて、最後のモノリスに辿り着き、さらなる進化へって話だと思ってるけど、正直意味わからないことだらけ。宇宙航行するシ>>続きを読む

ありふれた教室(2023年製作の映画)

4.0

主人公教師の主観で描かれるから、彼女に共感しやすいし、間違えてるとは思わないけど、どこか問題をうまく対処できる過信や傲慢さを匂わせて非常に上手い描き方でした。
人種、所得、世代、メディア様々な断絶が作
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

冒頭のPMSに苦しむ姿など説明口調で詳細に描かれたけど、それ以降は必要最低限の描写で多くを語らず、想像力を掻き立てられる演出が非常に多い。想像力こそが本作で描かれる優しさ。
夜、暗闇の中にいるから、星
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

2.0

コカイン接種するとパワーアップするのは熊固有の効用

FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

高いところは怖い、人類共通の恐怖。
シンプルに怖い、面白い。以上。

サラリーマン・バトル・ロワイアル(2016年製作の映画)

2.0

何だこのクソ邦題は?と思ったけど、すごくタイトル通りでそれ以上でもそれ以下でもなかった。

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.0

ぼくらがエンタメを消費している裏にこういう狂気があるのかもしれないけど、狂気さについていけなかった。

ガンズ・アンド・キラーズ(2023年製作の映画)

3.0

結局みんな感情豊かだったので、感情欠如してるストーリーなんだったんだろう?冷血なガンマンとその娘も冷血さを受け継ぎ、復讐劇を全うしようとする雰囲気は好きだけど、特に面白くはない。
娘かわいい。

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

2.0

プロレスとして、もしかしたら負けるかも!?という演出してくれないとさ。。。さほどピンチになることなく無双してるだけで、しょうもない話。敵キャラがあんまり魅力なくて、前作の方がトンデモ感も強くてよかった>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

2.0

登場人物多過ぎて色々詰め込み放題、平次和葉ラブコメ、インディ・ジョーンズみたいな宝争奪戦、歴史物語、事件の真相がゴチャゴチャしてたかな。
去年はミステリー要素ほぼ無しで、今年はミステリーメインかつコメ
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

本作では誇張されて描かれるけど、一つの家族の中に「呪い」と「救い」が同居してて、普段はそれが拮抗してバランスを辛うじて取っているというのは往々にしてあることだよね。
本作の家族は「呪い」があまりに強く
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.0

エイリアン対人類の話ではなかった。
星間旅行でふらっと立ち寄るの迂闊過ぎるだろう。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.0

アメリカにおける原子爆弾、核兵器の認識は結局ものすごい火力の兵器止まりと思わざるをえなくて、トリニティ実験における爆発や大気が燃えるシーンのチープさや、エンタメ的な演出に残念になるのは日本人的な感覚な>>続きを読む

インヘリタンス(2020年製作の映画)

2.0

序盤がものすごい面白くて、物語が動き始める高揚感と不気味さがよく出てて、そこから下降線をたどっていってしまった。
父親は何がしたかったのか?母親が終盤まで全然出てこないので、ラストも唐突で説得力欠く。
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

2.0

ワンテンポ早い感じも遅い感じもイマイチしなかったし、何か名前の画数の話に転換されて、ボヤけた感じする。
男女逆転させることでストーカー的な気持ち悪さが軽減してるのか、美男美女で構成されることで、回りく
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.0

月面着陸という一大イベントをニール・アームストロング個人の物語だけで描くので(ストーリーとしても、カメラアングルとしても)、非常に分かりにくさを感じる。
淡々と描かれ、絵自体の美しさ、プロフェッショナ
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.0

理不尽さに現実味があり、何とも恐ろしい。面白いとは思わないけど、見ることはおすすめしたい作品。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

専門用語多過ぎて予習復習しないととてもじゃないけど理解しにくいと思うが、それさえすれば世界感没入必至。
救世主であり、ダークヒーロー味を増していくポール。各陣営の権謀術数入り乱れる面白さ、政治・宗教に
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.0

パート2見るための2回目。ようやく世界観やストーリーの解像度上がってきた。YouTubeで世界観や用語解説を履修。

解像度的上がったうえでも、世界観の素晴らしさ、それを補強する音楽・美術を楽しめるけ
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.0

主人公たちも、敵役も殺し屋感があまりなく、日常シーンの割合が多く、日常と暴力のバランス悪いかな。日常は日常で面白いけど、血が足りない。

敵役兄弟は冒頭のごちゃごちゃ乱闘シーンしか殺し屋としての紹介が
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

日常系殺し屋アクション良作。殺し屋あるあるを感じる日常のリアリティと非日常のアクションの見せ方がすごい巧妙。
世界観が面白いし、今後も十分に掘り下げようがあるので、シリーズものとしての期待感高い。
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.0

ところどころ分かりにくいけど、一人称視点でどうやって撮影してるの?という見たことないアクションでものすごい迫力。
組織の対立の構図がよくわからないけど、ストーリーは添え物なのでアクションを邪魔しない程
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12日の殺人(2022年製作の映画)

4.0

殺人事件が題材だけど、ミステリー要素は薄い。
未解決の殺人事件に囚われる警察官、迷宮入り事件の円環から抜け出せないことと、ジェンダーバイアスによる旧態依然した組織・言動が再生産される状態がリンクしてて
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ホワイトアウト(2009年製作の映画)

3.0

嵐が迫る南極で連続殺人というシチュエーションは面白い。ただ、その設定活かしきれず、吹雪・寒さという状況により、行動の縛りが生まれて、それ自体は面白いのだが、肝心のアクションが何やってるのか分からない。>>続きを読む

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

3.0

胸クソ悪い奴らがたくさん出てきて、煮え湯を飲まされるラストなんだが、それでも少し達成感を生む良い締め方だった。

序盤から余計な説明一切なく一気に進んでいく、主人公の腐った感じが徐々に明らかになってい
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.0

この映画で描かれるステレオタイプを実感として捉えられないと、ステレオタイプが再生産されているような感覚になる。前提となる経験や知識(アメリカにおける人種、セクシャリティ、家族観に対する一般的な固定観念>>続きを読む

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.0

アニメシリーズとしての面白さの域を出ないものの、1つの映画として作り上げようとした意志はわかる。
孤爪研磨を中心に据えたストーリーにし、研磨と日向の個人的な戦いを主軸にして、部活としてのバレーの楽しさ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

勝手にサスペンス要素強い作品だと思ってたので、肩透かし喰らいつつ、夫婦関係の中でおきた事象を様々な事実の断片捉えてどう解釈するの?その解釈は誘導されてないの?誘導されてない解釈って何?って作品。

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幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.0

実話を元にしてるが、虐待内容が事実の方が酷すぎて、むしろ本作はマイルドな描写、現実がより残酷という恐ろしさ。幕が下りて虐待の認知件数が出てきてさらに辛くなる。
この胸糞悪さを味わうための作品としては秀
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パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)

3.0

ドラえもんが出てこないドラえもんみたいな話。
パラレルワールドの活用の仕方が想像の域を出なかったかな。

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

5.0

序盤から「梟」ってそういうことかーとタイトルネタバレの回収をしつつ、宮廷の人間模様や主人公と王子の関係性を丁寧に描き、中盤以降は怒涛のサスペンスで息付く暇もない。
政略に巻き込まれる盲目の鍼灸師を通じ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

育児と洗脳の線引ってなんなんだろうな、母の悪性を演出するため娘の出自が明らかになるけど、そうでなくても話は成立するので、複雑。主人公が母に対抗できたのは母の教育の賜物だよね。
様々な制限を持つ主人公の
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

SFホラーはある程度恐怖に対する筋道を建てないといけないので、バランス難しいなと思うが、その点は良いバランスだった。
ミーガンが母性を捨てるところ、ケイティが母としてのミーガンを切り捨てるところに迷い
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.0

ファンタジー作品としての演出が上手く、美術・音楽もそれを補強し、フェミニズム的なメッセージを説教臭くならず、寓話的にバランスよく伝えている。最終的にはフェミニズムというよりは人生の探求という性差を超え>>続きを読む