衝撃的な冒頭。完全犯罪への挑戦。とんでもない狂気の趣向。歪んだ自信と優越感。それから延々と続く緊迫の会話劇。その中でジェームズ・スチュワートの刺すような洞察的一挙一動に観ているこちらも気が気でない時間>>続きを読む
息子が一緒に事を起こす動機に多少物足りなさを感じるが、そこはスティーヴン・キングの世界、その後の恐ろしい展開に目が離せなくなって時間を忘れてしまう。美しい映像の中、どす黒い不安と破綻が迫ってくる。ざわ>>続きを読む
緩みに緩んだ航空隊を苦悩しながらも徹底的に鍛え直して任務成功に導く司令官のペック。飄々とした役もいいが、気骨ある厳しい司令官のペックもなかなかよいなぁ。ストーリーのほとんどが会話中心のヒューマドラマ。>>続きを読む
初期の二作品くらいをかなり前に観て以来、いきなり本作を観たせいか、冒頭の妙にポップなバタバタについていけなかったが、物語が進むに連れて目が離せなくなってくる。スパイダーマンのスーツの進化にびっくり。そ>>続きを読む
敵方に潜り込んで情報を探り出すバーグマンが何だか観ていて切なくて可哀想になる。強烈なラブロマンス諜報サスペンス。ヒッチコックワールド全開でドキドキするのだ。ケイリー・グラントとバーグマンのコンビ。重厚>>続きを読む
設定に少し複雑な感情も覚えるが、演技とは言え子どもたちの純粋な表情に持っていかれてしまうのだ。一人一人の心情が丁寧に描かれていて、これみよがしの感動演出のない明るい展開がいいなぁ。ジュリア・ロバーツの>>続きを読む
バーグマン、ペック、ヒッチコックの組み合わせ。美しいモノクロ。深い謎に予想もつかない結末。「ガス燈」で見せてくれた美しきバーグマンワールド再び!
運命的な二人がおとぎ話とも思えるきっかけで徐々に結びつくロマンス・ファンタジー。子どもがいい役割をしている。若きトム・ハンクスとメグ・ライアンが美しい。
コメディ西部劇とは打って変わってシリアスなジェームズ・ガーナー。重厚なイヴ・モンタン。二人とも本当に走っているからすごい。あらゆるアングルから見せるレースシーンはスピードと爆音が相まって迫力満点。過酷>>続きを読む
デニーロとホフマンのがっぷり四つ。これに加えてストライサンドだ。やっぱり大物の存在感と熱量ははちがうなぁ。今作もおもしろい。細かい芸で大いに笑わせてくれるのだ。
よくできた楽しいドタバタコメディウエスタン。こんなにリラックスして観られる西部劇も貴重だ。ジェームズ・ガーナーのおおらかで飄々としたトボケぶり、魅力的だなぁ。町長たちの手のひら返しも笑える。ジェームズ>>続きを読む
山場展開が何度もあって分かりやすく、ラストまで一気。江戸の風情と映像美。加えて迫力ある殺陣。キャストも良く、満足度高し。鬼平は何といっても先代の中村吉右衛門のイメージが強烈なのだが、熱くて明るい幸四郎>>続きを読む
ウイルス性ゾンビの大群が、まるで異常発生したバッタのごとく大量発生して、世界を瀕死に追い込む。このゾンビ、かなり俊敏で、びっくりするほど身体能力が高く、動きが早くてよく見えない。「ゾンビ」の怖さが最近>>続きを読む
タイトルから想像していた内容と違い、大半は父子のアドベンチャー的展開。出演者たちにタイトルのようなシャープさが感じられなかったなぁ。ちょっと残念。
始まりから娘が出てきたときに嫌な予感がしていたのだ。幼馴染の三人の中年男の友情葛藤物語かと思っていたら、展開があらぬ方向に捻じれていって、ドキドキがどんどん高まっていく。俳優陣の迫真の演技とあまりの急>>続きを読む
心がザワつく日常の心理サスペンス。というより不気味なホラーだ。この子役、ゾッとする演技を見せてくれる。幼いながらに自分の役を本当に理解して演じているんだろうが、物語が進むにつれて、観ていて徐々に不気味>>続きを読む
ゾンビ映画の近年の撮影技術からすると、やはり古い感じは否めない気がするのだ。それにしてもこのディレクターズカット版、個人的には無駄と思われるシーンが盛り沢山で、ラストの衝撃シーンにたどりつくまでが長く>>続きを読む
何だかものすごくドタバタな西部劇的ファンタジーコメディアドベンチャー。それにしてもムチャクチャだなぁ。
素晴らしい映画だなぁ。前半の軽薄なテキトー男から後半でのこの展開はどうだ。実話とは言え次から次へと苦難がやってくる人生の理不尽さ。しかしそれを真摯に受け入れた主人公をウォールバーグが身体を張って見事に>>続きを読む
身に覚えのない疑いを警察にも証人にもかけられる怖さ。家族への心理的重圧。事実に基づく話なので、余計怖い。ヘンリー・フォンダだからこそ出せるシリアスさ!
何とも変わったゾンビ映画だなぁ。スマホを見ながら歩くゾンビは現代風だ。アメリカの田舎まち、昔ながらのダイナーやモーテルと、雰囲気はなかなか良い中でのゾンビはしっくりくる。う〜ん。変わってる。
何とも凄まじいなぁ。ユニークでぶっ飛んだ設定と怒涛のノンストップバイオレンスに釘付けになってしまった。ダニエル・ラドクリフの新境地だろうか、バッチリとハマっているのだ!
冒頭からぶっ飛んだ展開。怖いもの見たさのバンパイヤ映画トライだが予想以上に面白い。ポップでコミックチックでスピード感に溢れて爽快だ。ジェイミー・フォックスの存在感はさすがで、まさにハマり役。他のキャス>>続きを読む
前作同様、冒頭からずっと続く糸を張り詰めたのような緊張感に目が離せない。仕掛けの迫力と凄み。絡み合う因果。梅安の過去の苦悩が滲み出る。ラストもリアル。仕掛人も必死で、決してカッコ良くはないのだ。豊川梅>>続きを読む
復員兵それぞれの葛藤と希望。偶然一緒に帰郷した三人の友情がいいなぁ。美しい映画だ。タイトルも絶妙。
少年の視点から見た家族の優しさ、人々の優しさと卑怯さ、汚なさ。色々なヒューマン要素がこれでもかというくらい詰まっている名匠ジョン・フォードの人間ドラマ。心が洗われる。それにしてもこの邦題、美しいなぁ。
トーキー初期の映画だろうか。セリフはほんの少しで、あとはほとんどサイレント。パリの下町を再現したセットによる雰囲気も素晴らしい。そして何といっても、この世界遺産級主題歌だ。素晴らしいなぁ。
英独開戦直前の不穏な緊迫感の中での展開。最後はすごいことに。でも、アメリカの参戦機運醸成的メッセージも感じるのだが。
夢を諦めずに挑戦する少年たちの瑞々しさ。家族、生活、友情、夢と葛藤、父親との確執・・・。実話はやっぱり説得力が違う。心動かされるなぁ。邦題もなかなか良い。原題はもっと良い。
ウィザースプーンの作り出す明るくてパワフルでアメリカンセレブ的雰囲気のラブコメディは、なかなか良いのだ。
この邦題でジャック・ニコルソンとは。さすがに上質なハッピーコメディで、屈託なく笑えるのだ。まさにタイトル通り、思わずハッピーな気分になってしまった。それにしても、とんでもない人たちが出てくるな。サプラ>>続きを読む
緊張感のない西部劇コメディも、ここまでやられると本当に笑ってしまう。この軽薄な感じ、まさにジェームス・ガーナーのはまり役。あの「ウエスタン」で強烈な個性を見せつけたジャック・イーラムがいい味を出してい>>続きを読む
殺し屋がやり損ねると、その代償は高くつく。だが代償を与える相手を間違えると・・・。冷徹に研ぎ澄まされたメカニカル的殺し屋の凄み。無駄のないテンポの良さ。クールで怖いのだ。
衝撃の展開。狡猾な異常者と関わってしまい、ジワジワと追い込まれる心理的恐怖。この映画がすごいのは、その恐怖が最後の最後まで続くところだ。さすがヒッチコックのサスペンス・スリラー。怖いなぁ。
まさに手に汗握り、息が詰まりそうになる大迫力の戦闘ヘリコプターの攻防。陰謀を暴いて敵に追い詰められ、逆に敵を追い詰めていくロイ・シャイダーにハラハラドキドキさせられる。LAを縦横無尽に飛び回るヘリのバ>>続きを読む
何か漠然とした不穏さを感じつつも、この四人の退役軍人+ワン、どこか笑えるなぁ、などと牧歌的雰囲気に油断してたら、後半のとんでもない展開に度肝を抜かれた!あぁ、何ということだ。体が釘付けになって動けなく>>続きを読む