YokoGotoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

YokoGoto

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ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリー(2011年製作の映画)

3.1

ー最初から最後まで、ジュリエット・ビノシュの演技が素晴らしくてー

主役が、ジュリエット・ビノシュだったので、Netflixで観ました。
なんとも、インディーズ感が感じられる映画ではあるのですが、ジュ
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.6

ー影のあるイケメン、クリス・エヴァンスが最高ー

(500日)のサマーのマーク・ウェブ監督作品。
う〜ん、作りがお上手です。感動的なハートウォーミング感が、絶妙に心地よい作品です。

とにかく、姉の娘
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.5

ージェシカ・チャステインで、あてがきしたような作品ー

すっかり、強い女の象徴のようになったジェシカ・チャステイン主演映画。監督は「恋におちたシェイクスピア」や「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」のジョン
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タイタニック(1997年製作の映画)

5.0

ーエンタメ映画のお手本、言うことありませんー

先日、久しぶりにFilmarksのベストムービーを変更した。しかし、一番大好きな「タイタニック」のレビューをしてなかったので、ベストムービーに登録するこ
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.5

<キャストが豪華だけど、ちょっとシナリオわかりにくい>

大好きなハリウッド女優である、ジェニファー・ローレンスが主役で、かつロシアの女スパイ役という、想像しただけで興味をそそられる作品。

なにげに
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(2016年製作の映画)

3.0

<センセーショナルな出来事を並べた感じ>

三浦しをん原作、大森立嗣監督作品です。
大森監督作品の中では、さしづめ『さよなら渓谷』系の映画だと思って観ると良いと思います。

東京の離島で暮らす中学生の
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

<映画好きのための一本。そして、間違いなく(邦画)今年最高の一本>

かつて、今みたいにネットもSNSもYouTubeもなかった頃、モノクロ映像で上映されるエンタメ映画は、人々の心を震わせる、最大の娯
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惑星のかけら(2011年製作の映画)

3.2

ー 淋しくて、優しい渋谷の一夜 ー

時々、インディーズの邦画の良作に出会ったりする。
決して派手ではないし、有名な監督が撮り、有名な俳優が演じている訳ではないけれど、じんわり心に沁み渡る作品に出会う
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僕らの先にある道(2018年製作の映画)

3.5

ーとても良い意味で、昭和ー

Netflixオリジナル映画です。
主役の、ジン・ボーランとチョウ・ドンユイは中国の俳優さんですが、監督が台湾人の方のようなので、台湾映画のようだと思いました。どこか、上
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否定と肯定(2016年製作の映画)

3.7

ー理解していない知識など、なんの価値もないー

冒頭15分くらいで、心掴まれてしまいまして「あっ、これ大好物な感じ」と思ってしまいました。ユダヤ人歴史学者とホロコースト否定論者との法廷論争の映画で、実
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婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.6

ーフランソワ・オゾンの映像美に魅せられるー

冒頭から、ドキドキさせられるフランソワ・オゾンの映像美。
モノクロームとカラー映像をミックスさせる手法は、沈んだ主人公の心の色彩を表すかのようで、物語を立
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.5

ー黒人差別をテーマにした社会派作品と思いきやー

『え!GET OUTって、こういう系だったんだ....』
何の前情報がなかったので、後半、少し唖然としました。(笑)

アカデミー賞で脚本賞を受賞した
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.0

ー信じて始めた恋なのに、最初は二人で始めた恋なのにー

『ローリング』の冨永昌敬監督が、臼田あさ美さんを主役に描いた、不器用に生きる恋人たちの物語。
監督の過去作である『ローリング』もしかり、本作もし
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悪い男(2001年製作の映画)

3.6

ーシリーズ 恐る恐るキム・ギドクを見よう 2ー

『魚と寝る女』で、多少のボディブローから立ち直れないまま、『悪い男』を鑑賞。引きずってしまう後味の悪さは、どの作品も同じ。

本作は大分前に鑑賞済み
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魚と寝る女(2000年製作の映画)

3.3

ーシリーズ 恐る恐るキム・ギドクを見ようー

キム・ギドク監督作品を始めて観たのは、「うつせみ」。なんとも言えない雰囲気に、目を奪われて、それから、合計9作品鑑賞した。

キム・ギドク作品は、どれも
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.2

ー久しぶりの傑作ラブ・ストーリー!素直でむき出しの恋に胸キュンー

公開当時、非常に評判の良かった本作。松岡茉優さんが初主演の映画であり、彼女の好演が光るという類(たぐい)のレビューを目にして、観るの
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

ー子役、佐々木みゆちゃんの好演なしでは成り立たなかった作品ー


毎年開催されるカンヌ国際映画祭だが、今年ほど日本国内において『パルム・ドール』という言葉が飛び交った年はない。
元来、パルム・ドールを
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.3

ー軽く観るにはちょうど良いサスペンスー

週末の夜など、軽く観るにはちょうどよいサスペンスです。
お話の展開も、テンポが良かったですし、怖すぎず、重すぎず。

ただ、タイトルの「THE GIFT」は、
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.3

<肝心な所は、すべて偶然というシナリオが強引>

沼田まほかるさんのミステリ小説を映画化した本作。どこまで原作に忠実なのかは分かりませんが、全体的には、イベントが断続的に続くので、最後まで飽きずに観る
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.2

ー観終わったあとで、何度も何度もタイトルを反芻する作品ー

どこまで本音でレビューをするか、実に迷う作品です。
多くの映画好きの多くのファンを持つ是枝監督作品ですので、正直、あまり皆さんを敵に回したく
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.2

ー正しく、愛する事のできない女の苦しみー

いわゆる、『日本アカデミー賞』なるものは、あまり気にしてはいないのですが、本作品の蒼井優さんが主演女優賞なるものを受賞したという事で、本作品は(DVDスルー
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あるふたりの情事、28の部屋(2012年製作の映画)

3.0

<責任を負わない関係だからこそ、居心地がいいという男女事情>

この邦題のミスリードたるや。笑
『あるふたりの情事』という、官能映画のような邦題にしてしまったばかりに、観るまえから、ある一定のイメージ
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マザー!(2017年製作の映画)

4.0

<すべてがメタファーの世界に、部分的なリアルさを感じて混乱する衝撃作>

ジェニファー・ローレンスとハビエル・バルデムが主演というだけで、映画好きならそそられる一作ではあるものの、倫理上の問題(?)で
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.2

黒沢清監督の最新作ということで、DVDスルーで、ようやく鑑賞。

冒頭から、なんとも言えないレトロ感、いや、あえての昭和感。
音楽の使い方がレトロで、なんとなく、森田芳光監督作品を彷彿とさせるような印
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.7

ー実に爽快!後味 バツグン!!ー

私は『差別はいけない』という人の言葉を、あまり信用していない。差別はいけないという時点で差別の存在を肯定しているから。本当に差別という意識を持っていない人はそんな存
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

<胸の奥の愛の塊をとりだしてごらん。それは、誰にも邪魔されないし、誰にも汚されない>

良い映画を観て感じるリアリティは心を震わせ、まるで自分もスクリーンの中にいるような錯覚を覚え、主人公と一緒に泣き
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.7

ー私は『奇跡』という言葉を信じていない。でも、これだけは『奇跡だ』と言いたいー

よくある映画のキャッチコピーに『○○の奇跡』とか『奇跡の○○』と使われるのが大嫌いだ。(笑)そもそも、私は奇跡を信じて
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

4.0

<ひたすら恐怖に支配される 77分>

『恐怖』という言葉が、これほどぴったりくる映画も無いだろう。映画を観ながら、ガチで恐怖を感じるという事は、どれだけ、そのリアリティの中で時間を共有したかという事
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おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)

3.2

<ありのままの自分で愛されたい、愛したい>

『恋は盲目』と言われるが、あれは嘘だ。(笑)
もちろん、恋に落ちる瞬間のそれは、盲目的に恋に落ちるかもしれないが、ほどよく時間がたつと、必ず恋した理由を整
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セールスマン(2016年製作の映画)

3.6

<サスペンスの中で繰り広げられる、夫婦のズレが怖い>

日本に暮らす私たちにとって、中東の国『イラン』社会というものは縁遠い。宗教、文化、経済、全てに対して、あまり馴染みのないものに感じるのだが、映画
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.6

<それでも、行き場の無いやるせなさの出口は何処に>

白か黒か。
善か悪か。
正義か不正義か。

世の中はいつも、オセロの駒をどちらかに返そうとする。
返ったオセロの駒の数で、そして勝利を実感するまで
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.5

<愛する人を守り抜く映画(ゾンビから)笑>

コン・ユは、『トガニ』以降、結構いい役をもらってるな、という印象。韓ドラを観ていた人からすると、なんとなくドラマ俳優のイメージがあったのだが、『トガニ』以
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.1

<It Ain’t Fair>

先日、ある民放のバラエティ番組で芸人さんが顔を黒塗りして笑いをとった事が『差別につながる』『そんなことない、ただの笑いだ』といった類の論争が、ネット上で沸き起こった。
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女は冷たい嘘をつく(2016年製作の映画)

3.3

<サスペンスとヒューマンのバランスが良い>

ここの所、すっかりレビューをサボってて、Filmarksのフォロワーのみなさんすみません。m(__)m
レビューしていないだけで、結構映画見てます。(笑)
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グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル(2016年製作の映画)

3.2

<『タイタニック』は、すべてにおいて完璧な映画(by グザヴィエ・ドラン)>

”グザヴィエ・ドランは、成熟した大人と、未完成の子どもが共存している。”
本ドキュメンタリー映画の中で、彼の作品に関わっ
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.3

<ヤン・イクチュンでなければ、全く違う映画になってた>

ヤン・イクチュンと菅田将暉さんの共演で話題になった本作。
劇場で観ようかとも思いましたが、前後編であったということもあり、タイミングも逃したの
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