型にはめたような浅い人物造形、芝居がかった大仰な演技、普通の人なら口にしないような臭いセリフ。ため息がでる。
監督が若松節朗ということだが、デビュー作の映画『ホワイトアウト』からまったく成長していない>>続きを読む
『時効警察』が帰ってきたー!
無意味で独特なギャグとが織りなすゆるさ。常識に捕らわれない奔放な世界観。なぜかわかんないけど癖になる。
そして始末が悪いことに、この癖の中毒性が訳わからんくらい強いの>>続きを読む
10年以上続いたポワロ・シリーズもファイナルシーズン突入!
『象は忘れない』
シリーズにおいては『カーテン』がポワロ最後の事件だが、執筆順では本作がシリーズ最後の作品にあたる。オリヴァ夫人が事件の捜>>続きを読む
今までずっと朝ドラが嫌いだったもので『あまちゃん』以外見たことはなかったけれど、朝ドラ100作目ということと、宮崎駿や高畑勲が登場するということで一念発起して半年間付き合うことにしてみた。
とうとう>>続きを読む
セミファイナルに差し掛かったシーズン。
『複数の時計』
複雑に複雑を重ねたプロットが真相からスマートさを奪っている印象がある。入り組み過ぎていて真相が解明されたときの爽快さが皆無だった。ベルギーから>>続きを読む
『マギンディ夫人は死んだ』以外はとにかくドラマ的な不作のシーズン。
『マギンディ夫人は死んだ』誰に恨まれるでもない普通の婦人が殺され、冤罪と思われる容疑者も特段罪を否認するわけでもない。この状況で一>>続きを読む
『青列車の秘密』クリスティ自身があまり気に入っていない作品だそうだが、プロットの複雑さが真相の鮮やかさを喪失させているせいだろう。それでも面白かった。犯人の足掻きはシリーズ屈指ではなかろうか。
『ひ>>続きを読む
ヘイスティングス、ジャップ警部、ミス・レモンなどのレギュラーメンバーが退場し、タイトルやカメラワークなどが現代風に一新されたポワロシリーズ。クリスティらしく「恋」のお話が絡む事件が終結している。
『>>続きを読む
『白昼の悪魔』この作品のロジックとクリスティらしさに魅了されて何度も見てしまう白眉のエピソード。この原作は『地中海殺人事件』というタイトルで映画化されているけれどまったく別ものなので、よければそちらも>>続きを読む
なぜか人物名に殺人事件がつくタイトルでまとめられたシーズン。
『アクロイド殺人事件』映像化不可能といわれながらも、ポワロ作品でも最高傑作と名高い一作。やはり力の入れようが他の作品と各段にちがう画の美>>続きを読む
ふたたび始まった長編シーズン。
本作を見ていると、アガサの持ち味は論理的なプロットもさることながら、真相のドラマ性とその模様の複雑さにあると感じる。特にそれを示すエピソードは『ゴルフ場殺人事件』だろう>>続きを読む
原作者も出演者も同じなのに、いつもながらバラエティに富んだシリーズだ。
『エジプト墳墓のなぞ』『死人の鏡』では呪いやホラー色のつよい演出が見られる。
『黄色いアイリス』はポワロが未解決で終わらせた事件>>続きを読む
『スズメバチの巣』がミステリ的にもドラマ的にも抜きんでた傑作だったので、これだけでも見てほしいです。
他にもポワロが恋に落ちたり、命の危険に脅かされたりなどバラエティに富んだ内容になっている。
ポワロシリーズは後期の長編ものしか見たことがなかったので、ポワロがこんなお茶目で自惚れのある人物だったとは知らなんだ。
シーズン最終作にアガサ・クリスティの処女作にしてポワロ初登場作品の『スタイルズ荘>>続きを読む