ありがちな設定〜と思ったけど、そのバイアスが見る映画の幅を狭めていると、反省。
最後のシーンが全てを回収していた。
鳥肌もの。
人は超えてはいけない一線を超えてしまった。後戻りはできない恐ろしさ。
ラザロとタンクレディが並んで、1部では山道を歩き、2部では列車の線路を歩くシーンの、ピアノが美しい。
レインマンの2人を思い出した。
狼と月。搾取。音楽。
貧困と恐怖心。
こういうテーマをコメディで表現するなんて、素敵。
結末も笑った〜
音楽👍
杉咲花さんが、魔性でもなく投げやりでもなく悲劇のヒロインでもなく、そういうわかりやすい型にはまらない、一人の人としての佇まいを、無理なく表現していて、素晴らしい。
暗がりにぼんやり薄目のジュリーが、菩薩に見えた。
土と野菜、季節と生活。
長時間のフライトで疲れ果てた心と体に沁みる、上品でオシャレな心地よさ。
救いの1本になりました。感謝。
英語ネイティブだったら、きっと100倍楽しめたんだろうな〜
あの言葉の洪水を字幕なしで堪能できたなら。
それと、フランス映画の知識も。
ゴジラのテーマは、水戸黄門の紋所。
最後の復活の兆しも、お約束。
橋爪功、やはり気になる〜
きっと、あの二人の一生の思い出に。
だから、涙も汗も無駄じゃない。
エンディングが素敵。
住む世界の違いはあれど、幸福は人それぞれ。
登場人物同士の距離感がちょうど良くて、心地よい映画。