粗大さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.7

やっぱり雰囲気はめっちゃ好き
ストーリーは前作よりはあったが、リョナ要素が若干薄くなったのが残念
ただ音楽のセンスがよかったり、だんだん設定が見えてきたり、役者の演技は全然悪くないのが癖になる要素かも
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.1

料理だけが取り柄のダメ親父としっかりものの息子の一夏のプチ成長旅。
最初の30分くらいが準備段階なのでやや平坦で退屈かも
とにかく料理の魅せ方が上手く、ぎこちない親子関係と確かにある愛情表現が巧み。
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テリファー(2016年製作の映画)

3.6

ストーリーは無いに等しい。
80年代感のある映像の質感は好きで、映画の中で見られてる映画感がある。
造形・表現がチープなので評判ほどグロくなく、純粋にホラーとして見るのはオススメしない。スプラッタとし
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.0

今や世界的なものだけど、フランス国内の問題を煮詰めた感じ。
ヴィーガンだけじゃなくLGBT、宗教、人種の皮肉も入っていて、笑いに変えてる感じが生々しくなくて良い。
シリアルキラー要素が割とあるが、グロ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.4

初期ティーンネイジャー病んでる時期に見て見直し
幸せな気持ちになれる
忙しく充実した日々でありながら、どこかスローライフ的空気が流れている
充たされる気持ち
生きる希望を得られる
変に性的表現が無いの
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インセプション(2010年製作の映画)

4.3

凄い映画だ。
純粋な面白さとは違う角度だけど、教訓・共感・メタファーがしっかり含まれたうえで一つの映画として楽しめる。
全く新しい設定という訳では無いが、斬新な設定と緻密な展開が無二の世界観を作り出し
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.8

前半は良いコメディ要素が多くかなり笑えたし面白かった。後半シリアスパートが増えてからは笑いは減ったけど、終わり方含めありきたりだけど、安心できる日曜の朝にも見られるような(微エロはあるかも)冒険は好き>>続きを読む

タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.8

タイラーレイク名物の長回し重アクションは健在で、カメラワークから武器チョイスまで渋くて良い。が、ストーリーは前作同様、リアリティはあるものの地味で無駄なストレス要素がやや多め。
面白くなるのが遅い。し
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ面白い訳じゃないけど安定した面白さがある。
やっぱり岡田准一のアクション適正は凄い。
題材が若干重さがあったため一作目の方が好きだったが悪くはなかった。
多分難しいだろうけど3作目作ってア
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

アクションも特に無い古典的なミステリーと紳士でおちゃめな古典的探偵に現代的なな要素をひとつまみした良作。
全体的に軽く楽しい雰囲気で見られるのでどんな気分の時でも受け付けられる感じ。古典的なのもどこか
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

元々あまりストーリーやリアリティラインの調整、アクション(ハイスピードではあるものの自分の思うスタイリッシュさは無い点等)は好きではなかったが、今作でアクションは好きになれた。キル数を稼ぐゲーム的アン>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーには新鮮味や深みはないけど、悪くはないし、全体的にコメディタッチで兄弟愛や家族愛が描かれていて見やすく楽しかった。相変わらず映像は綺麗で音もいいので映画館で見る価値はある。最近騒がれているア>>続きを読む

今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.8

いらない部分もなくはないが、ドラマから見てる身としては変わらないコメディ色と喧嘩の熱さが良かった。キャラも役者も合っててよい
橋本環奈と山本舞香がかわいい

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

原作再現度とリアリティのバランスがめっちゃ良く、かつ一本の映画として完成していた。
アクション、キャスティングもかなり良かったが、1番良かったのは構図。白い雪と広い大地を背景に画として格好良い構図が多
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ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

4.1

シリーズの完結編としては完璧。
初っ端からクライマックスで、構図、ストーリー、キャラの描き方もうまい。
ほとんどのキャラ、種族の良いところ悪いところを余すところなく描けていて、好きなキャラがどんどん増
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ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

3.9

毎作言うが世界観が最高。今作は若干はっきりとした盛り上がりが薄い気がしたが。
レゴラスが60年前だからか若干未熟だがやはり格好いい
サウロンの直接の干渉を受けてない指輪の便利さがすごい
ビルボがサムレ
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ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

4.0

LOTRが神話・戦記感あったが、こちらは伝説・純粋な冒険物語という感じ。
相変わらず世界観は緻密でワクワク感すごい。LOTR一作目と比較すると、キャラの魅力は劣るがストーリーは面白いと思う。これから好
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.0

美しい叙事詩、その終わり。
長すぎるが、見終わるとその長さも価値があると気付ける。
王道だからこそ美しい流れと音楽、小さく非力な者も事をなせるというテーマ性も響く。

にしてもサムの貢献度はでか過ぎる

バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.5

凡作。
ところどころ良い画はあるものの、ずっと同じようなトーンなので緊張感、刺激がない
マ・ドンソクの無双を楽しむだけの映画がまた一つ増えたという感じ。
個人的印象はバイオハザードのガッカリバージョン

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.0

相変わらず長さは感じるが、設定を前作で語った分、キャラの描写も増えしっかり面白くなってきた。
王道だからこそのいい点と悪い点、今では見飽きてしまった点も含む作品。当時見ていれば至高の傑作だと思えたかも
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.9

王道でありその源泉、原点なだけあって、さすがの世界観と音楽、20年以上前とは思えない映像表現の緻密さ
ただ長いのにテンポが若干悪い
キャラが多いから描写が薄い人も多い
指輪の恐ろしさがちゃんと描写され
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ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ラスト以外はかなり良かった。
ラスボスがベインじゃなくてテイトなのが弱いのと、核描写(中性子爆弾によるブルース被爆というバッドエンドという解釈でも緊張感のないハッピーエンドでも)が雑なのが個人的に良く
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

ヒーロー映画におけるヴィランの重要性が示された映画。
ヒース・レジャーのジョーカーは彼の死により神格化されたが、贔屓目なしにも素晴らしい演技。フェニックスジョーカーやウィレムゴブリンは並べはするものの
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.7

世界観の作り込みは流石で、実力派俳優ばかりだった。
が、リアルな本格派に寄っている分、やはりバットマンの格好や変声のバカバカしさを打ち消しきれてなかったのが残念
ノーランとクリスチャン・ベールだし、か
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.7

シャーリーズ・セロンめっちゃ美人。
鑑賞後の爽やかさと俳優は良いが、
ありきたりな設定と流れ、想像の範疇を出ないストーリー展開であまり印象に残らなかった。
良くもなく悪くもない。
ダドリー役の俳優さん
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.2

往年の名作だけあって、音楽や音遣い、無駄の少ない展開が見やすく雰囲気に浸りやすかった。
魅力的なキャラが多く、汚職警官なのに大物感を出せるゲイリー・オールドマンが凄かった。ジャン・レノの優しい怪物感も
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アーミー・オブ・シーブズ(2021年製作の映画)

3.7

前作よりは良かった。
キャラの魅力もあったし、金庫破りの描写も新鮮で良かった。
が、仕方ない面だけれどゾンビ要素はいらなかったし、
金庫破りもそれ以外の部分を工夫して変えないと毎回同じ描写になってしま
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.0

静謐で一抹の郷愁と物悲しさが込められていた。
父親の目線に共感しやすく描かれていて、ラストはやりきれない気持ちになる。
激しく感情を揺さぶったり劇的な展開はないが、静かに切ない丁寧な映画だった。
親に
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.6

設定は面白い、世界観やゾンビの造形の斬新さも良いが
テンポが悪かったりキャラの行動に合理性がなくてイライラする等のストレス要因がある
キャラ自体の魅力も薄め

ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

4.0

犬と男の終末世界ロードムービー
しかも、陰キャヘタレなのが新鮮
モンスターの種類も多くて楽しいし、終末世界にありがちな人間の嫌な部分もあまりなくて落ち着いて見られる
ヘタレ主人公に共感し、成長していく
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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海(2013年製作の映画)

3.7

ほぼもう原作からは離れてるし、相変わらず展開は雑だけど、(ラストバトルはかなり酷い)
音楽は良いし、キャスティング・ビジュアル、部分部分のワクワク感はしっかり抑えてるので楽しめる。
タイソンとの関係は
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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(2010年製作の映画)

3.8

原作改変や端折りは激しいし、神との確執や親子関係はあまり描けてない、展開が雑なので賛否はあると思う。(キャストの年齢問題等含め)
ただ、テンポは良く、キャラのイメージに合ったキャスティングはされていた
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.7

痛快な復讐劇ではない。
心に傷のある人たちの人間関係に焦点を当てたヒューマンドラマとしては良かった。
映画的なストーリー、復讐アクション、コメディはスッキリしない感じで微妙だった。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

夢のチョコレート工場は見なくてもいいけど、見ると音楽やデザインのつながりがあって楽しい。
純粋にハッピーな映画。
音楽とチョコを食べる音が良い。
文字の学びと母のメッセージが繋がるのが良かった。

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.6

原作やジョニー・デップ版とも少し違っている部分はあった。ミュージカル部分がやや多め。音楽はいいが、チャーリー、グランパジョーの人格に原作等と違い違和感を感じた。